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最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

上手な冬場の24時間換気との付き合い方~浴室の24時間換気を止める方法

2010-11-18 21:09:01 | ■建築アイテム
もう当たり前かもしれませんが、意外と新築やリノベーション等建築工事を考えていない方にとっては24時間換気がどのようなものか知られていない物。
このblogを見ていただいている方はほとんどご存知だと思うのですが、念の為おさらいです。

24時間換気とはシックハウス症候群対策の住宅政策の一つで、住宅建材等に含まれるVOC(キシレン・トルエン等の揮発性有機化合物)、ホルムアルデヒド等シックハウス関連物質が、充分に換気されず住宅内に充満して健康被害が起きることから出された制度です。
これは、近年の気密化された住宅において本来人がすべき換気を(昔は隙間だらけだったんで窓を開けなくてもある程度換気されていた)機械に頼ろうとするもので、住宅の場合は一時間当たりに部屋の空気を0.5回交換する事を義務付けたものです。

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その為、築浅の賃貸物件でもこの法律に基づいて24時間換気扇が設置されています。
でも、その事に気が付かないで生活をしている方も多いはず。
法律で義務付けられた換気なので、OFFのスイッチは通常ないか簡単に落せないようになっているのです。

ですから、冬場お風呂に入っている時に”なんだか背中が寒い”って思いながらお風呂に入っている方もいるんじゃないでしょうか?
それは、恐らく24時間換気扇の仕業。
換気扇の音も目立たぬゆっくりとした動きで空気を吸い上げているのです。
扉の隙間(UBの場合はガラリ部分)からスーっと風が吹き込み、ぬれた体を直撃。
ツーっとした寒気が体を襲うのはその為です。

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法律で義務付けられた24時間換気扇ですが、私はその運転は住み手が自己責任でコントロールして良いと思っています。
もちろん、機械に頼らず換気を行うのがベストですが、お洗濯のときや外出時などはドアを開け放ち換気してますし、設置してある換気扇が換気回数0.5回/hの基準ギリギリという事も考えがたいのです。

ですから、住まい方に合わせ切りたい時には切る。
コレでいいと思います。

冬場のお風呂は24時間換気をOFFにしたい。

でも、リモコンを眺めても24時間換気のOFFボタンが見つからない。
止ボタンを押しても止まらない。

お風呂の24時間換気扇を切る方法


実は、OFFにする裏技?があって、”止”ボタンを3秒の長押しする等で24時間換気扇を解除できるんですね。
知ってましたか?

もちろんメーカーによっても違うと思いますが、一度取扱説明書や品番確認の上メーカーに問い合わせてみてください。
解除の方法があるかと思います。

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さて、TOTOのカタログを眺めていると24時間換気機能付きの浴室暖房乾燥機に新しい機能が付いているんですね。
なんと、冬場の24時間換気の風量を調節する機能が追加されていました。
これは、冬場のホルムアルデヒド等の発散量が夏場に比べ少なくなる為、24時間換気の風量を20%カットする機能だとか。
それ以外にも、細かく8段階に風量が設定できる機能が紹介されていました。

なかなか、リモコンの説明まで目を通さない物で・・・
いつの間にか新しい機能が追加され便利になったようです。。。

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なんだか気づかずに寒い思いをしている方。
一度、24時間換気扇をオフにしてお風呂に入ってみてくださいね(笑)

※ちなみにお風呂から上がった後はキチンと24時間換気扇をONにしてくださいね。
カビの原因やシックハウスを引き起こしてしまうかもしれませんので。


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