クリストス・パパキリアコプロス博士を題材に書かれたというギリシャの小説『ペトロス伯父とゴールドパッハの予想』があります。
物語のクライマックスには、数学者のペトロス叔父さんが、難問が解けたという幻想を見ながら亡くなっていくのです。
ほんとうに、数学には魔ものでも棲んでいるかのように取り憑かれていく神秘的な魅力があるのでしょうね。
アメリカのクレイ数学研究所では、2000年5月24日にミレニアム懸賞問題として100万ドルの懸賞を掛けました。
その中には、あのポアンカレ予想もありましたよね。2002年と2003年にペレリマン博士が論文を書きあげました。
因みに他には、P≠NP予想、リーマン予想、ホッジ予想、ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題、ナビエ-ストークス方程式の解の存在と滑らかさ、バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想(BSD予想)。
そんなに魅力的なんですね
数学者の方が読んだら叱られそうですが、
数学もある意味、妄想といいますか、自分のたてた仮説を3次元という世界を超えた世界にまで拡張させたりしながら考える点では、スピリチュアルという哲学的な世界と変わらないように思うのですが。。。
共通点は、いまある概念を超えた創造的な自身を信じ、生み出し、意志を貫く強さかしらね!
数学者の孤独感を感じると、これまでに見知ったことのないような深い樹海にでも入るような気持ちになります。
ペレリマン博士は、今いずこかしら、次の問題を考えているのかしら?
それとも、森の中で、キノコ狩りかしら?
数学者のジャーニーは、深い、深すぎますね。
しかし、やはり魅力的な世界なのよね、研究者って!
余談ですが、シリコンバレーだったか、どこだったか学者などが多く住む地域の子供たちの自閉症率は普通に比べると3倍余り多いとどこかで目の端に映った気がします。ひとつに際立つということがキーワードだったような…