下記の文面は、昨日の寄付報告をFacebookでシェアする際に、書いたものなのですが、「こちらにも書いてください!」とのお声を頂きましたので、転記しております。
この内容は、私の両親を思うと、開示することを今でも戸惑います。。。でも、もう良いかなぁ~とも。。。
事件に巻き込まれた家族は、本当に悲しみと苦しみの経験をたくさんします。
そして、そこから立ち直り、超えることができるようになるのに、長い、長い月日がかかります。
お願い、何か気の迷いが生じること、あるかと思います。
でも、ほんの少しだけ、事が起こってしまった後に起ること、自分自身のこと、加害者になること、被害者になる人のことを想像してみてください。
他に、方法が無いのか、何度も考えてみて。
確かに、何かに囚われてしまう時、あるかと思います。
でも、大事な人生、だいじに、だいじに、生きて。
お願い_(._.)_
下記の文面は、Facebookにあげた内容のコピーです。
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5月3日に開催しましたTrue☆Soul 《愛と調和のシンフォニー》での収益をお世話になりました養護施設へ寄付手続きをさせて頂きました。
私にとって、この養護施設に寄付させて頂くことは、
この養護施設を設立した故 近松良之氏(以下、おじいちゃん)と約束事なんです。
私が、この施設にお世話になった15歳ごろ、大人への信頼を完全に失っておりました。
その当時の私は、ヘアスタイルはリーゼント、登り龍の描かれた甚平か、ジャージ姿で喧嘩ばっかりしていた気がします。
いま思い出すと、冷や汗もんですね(;'∀')
養護施設に入る前、面接官の方に、「あなたを守る法律が無いの!」って泣きながら言われ、絶望の淵といいますか、あまりの現実に、完全に生きる力を失ってしまっているとき、この施設に仮入園しました。
そこで、壊れかけの眼鏡に、いつも寝癖まじりで、たばこ臭いおじいちゃんは、「おぉ~元気か、元気か!」って毎日言うんです。
ただ、それだけ、通りすがりにニコニコし乍ら言うんです。
数か月間、いつも変りないこの行動に、私の心は変化していきました。
言葉を交わすことを忘れていた私が、いつの間にか、少しずつ言葉を交わすようになったのです。
ある日、何の話をしていたのかは忘れましたが、おじいちゃんが「大人になって、この施設に遊びに来るときには、子供たちにお菓子を持って来てあげて!」って言われた言葉をずっと覚えていたのです。
大人になり、少しずつそのことができるようになってからは、
ずっと、お菓子を持って行ったり、送ったりしておりました。
誰にも言うもせず、只々、私が生きることと同じようにしておりました。
が、少し前くらいに、収容児童が少ないと補助金も少ないので、施設運営が大変だということを知り、寄付金というかたちに切り替えたのです。
おじいちゃんは、児童をたくさん預かるのではなく、少数で家庭的な雰囲気で運営をすることを望まれていました。
あの傷つき、ボロボロになっていた思春期を救ってくださったこの養護施設に、ほんの少しでも何かができることは、私の生きる支えでございます。
そんな思いを込めて、寄付というかたちをとらせて頂いております。
みなさまから頂いた大切なお金をこのように使わせて頂くことが、私にとっての喜びであり、生きる原動力です。
ありがとうございました_(._.)_
合掌
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寄付報告記事は、こちらです。
http://blog.goo.ne.jp/akikotome/e/b8e1320d9dc3abe9fcecc6fdaaa0fcf0