Rainbow Gate

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健康学 疲労

2005-03-16 12:10:36 | 解剖生理学・衛生学・健康学・その他の学問
疲労
生理的疲労(栄養・休養・運動不足)と精神的疲労(ストレス)、病気による疲労がある。
疲労感時には、原因を自己点検する事が、重要!!
食欲の低下、体重の減少はないか?
体温の変動はないか?
睡眠時間の短縮や延長はないか?
身体各部に異変はないか?
心理的ショックやストレスはないか?
疲労の現れ方はさまざまで、全身的なもの・局所的なもの・急性のもの・慢性ものもなど、複雑な複合と考えられる。

筋肉疲労と乳酸
筋肉の収縮のエネルギー生成についての詳細は、此方に書いてあります!!
筋肉疲労はエネルギー源であるグリコーゲンの減少、酸素の大量消費に伴う乳酸の蓄積などが原因。
好気的状態(酸素が十分にあるときの糖質代謝):グリコーゲン→乳酸→グリコーゲン再合成
適度な運動時は、筋肉へ酸素が充分供給される為、ピルビン酸はTCA回路(クエン酸回路)に送られ乳酸は生じずに、多くのATPが生成される。

嫌気的状態(酸素が不足しているときの糖質代謝):グリコーゲン→乳酸・・・筋肉疲労
激しい運動時は、筋肉への酸素の供給が充分でないので、ピルビン酸から乳酸が生じ、これが筋肉中に大量に蓄積増加し筋肉疲労となる。

筋肉疲労の回復
乳酸が除去されると、疲労は回復する。

筋肉疲労回復には、休息とともに糖分・ビタミンB1の補給、マッサージ・入浴などが有効。
糖分は消費されたエネルギー源の主なもので、ビタミンB1は補酵素としてATPを作り出すプロセスを円滑にし、乳酸を除去する。
マッサージや入浴は、筋肉の血液循環を促し、酸素の供給と代謝老廃物の輸送に役立ち、疲労の回復を促進していく効果がある。
乳酸:筋肉中に生成され蓄積された乳酸は、血液によって肝臓に運ばれる。休息などによって酸素が補給されると、乳酸の一部は二酸化炭素と水に分解され、その時放出されるエネルギーによって、残りの乳酸はグリコーゲンと合成され、ATPが再合成される。

精神的疲労
心身症・鬱病・慢性疲労症候群では、身体的に異常がなくとも疲労感を覚える。
これらの疾患では、意識されなくても精神的緊張状態が存在し、不調の原因となる。
睡眠の質が低下している事が多くなる。

覚醒リズム(ホメオスターシス性とサーカディアンリズム)
人間には、外部環境がいかに変化しようとも、体内は常に一定に安定した状態を保とうとするホメオスターシス(恒常性)というシステムが備わっている。
気温に対しても、体温はそれに影響されることなくほぼ一定に保たれ、体液の水分量や塩分量、浸透圧、酸、塩基などのバランスなどを体の各組織、器官は互いに協調しながら安定させている。
一日のうちでも睡眠と覚醒、交感神経と副交感神経のリレー的連携プレーといった一定の体内リズムを持って活動。
体内リズムは25時間周期となっている説もあり、長めにできているリズムを、昼間太陽光を浴びることにより、24時間に調整しているというのがサーカディアンリズム説。

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