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歯科技工士・岩澤 毅

パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫 よ 21-1) (文庫) 米原 万里 (著)

2008年06月27日 | amazon.co.jp・リストマニア
米原万里の副産物としての長編「パンツとふんどし」, 2008/6/27

By 歯職人

 米原万里が幼少期に社会主義計画経済圏で経験した「パンツの美」と「パンツの機能美」に対する人々の憧れと渇望の解明を主軸に本書は展開される。
 更に、父の「ふんどし」が考察の幅を広げる。
 この考察を公にすることにより波紋は広がり、先行する研究者や同好の士により、「パンツとふんどし」の物語は留めなく広がる。
 米原万里の好奇心から出発した物語は、本人の思惑を超えて「パンツとふんどし」に導かれる様に遠大な物語になる。
 キリストは本当は、何を身に付けていたのか?
 

(パンツノメンボクフンドシノコケンチクマブンコ )
ちくま文庫
パンツの面目ふんどしの沽券
ISBN:9784480424228 (4480424229)
302p 15cm(A6)
筑摩書房 (2008-04-10出版)

・米原 万里【著】
[文庫 判] NDC分類:383.1 販売価:672(税込) (本体価:640)

十字架上のイエス・キリストの下着はパンツか、ふんどしか、腰巻か。
幼少期に芽生えた疑問を心の中であたため続け、長じて作家となった著者は、パンツ・ふんどしをめぐる世界史的な謎の解明に挑むことになる。
前人未到の試みとして「ちくま」連載中から話題騒然となり、没後、「最も米原さんらしい本」と評される、抱腹絶倒&禁断のエッセイ。

四〇年来の謎
よい子の四つのお約束
ルパシカの黄ばんだ下端
紙という名の神
パンツとズロースの相違
『友誼』印のズロース
禁欲と華美と
伝統との訣別
羞恥心の迷宮
羞恥心の誕生〔ほか〕

米原万里[ヨネハラマリ]
ロシア語会議通訳、作家(1950-2006)。59~64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。著書に『不実な美女か貞淑な醜女か』(読売文学賞)、『魔女の1ダース』(講談社エッセイ章)、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(大宅壮一ノンフィクション賞)、『オリガ・モリゾヴナの反語法』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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