ムスリマ互助会<アル・アマーナ>発足です。

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金曜礼拝の説教へ参加するときに注意したいこと

2017-05-19 | 学習
ジュムア・ムバーラク

ラマダーンが近づいてきましたね。
モスクへ行く機会が増える方もいるかもしれないので、モスクでの礼拝に参考なりそうな内容を、私が過去参加した茨木モスクのレクチャーや質疑応答の中から紹介します。

学派や学者によって異なりますが、そもそも女性がジュムアへ参加することへ忌避、禁止の意見があります。ここでは参加する場合を考えてください。

〇説教中の発話は禁止です。

説教中に遅れて参加する場合、挨拶は控えましょう。
説教中に誰かを注意したいようなことを見つけても、注意の言葉でも発してはいけません。

アブー・フライラは伝えている
アッラーのみ使いは「金曜日に、もしあなたが友人に『傾聴しなさい』と、イマームが説教している最中にいったとすれば、それは不必要なことをいったことになる」と申された(注)。
サヒーフムスリム(ムスリム協会訳 2巻p.28「金曜日の説教は注意深く傾聴すること」より)

イマームモフセンの見解では、説教中に発話をすると、説教を聴くサワーブ(褒賞)が一切なくなります。他人からの挨拶への返答も禁止されます。
礼拝も、遅れてきた場合の、モスクに来た時の礼拝(タヒッヤトゥル・マスジド)ですら禁止という見解です。説明の際には、説教中に小石を触ったサハービーのハディースを引用されていました。

※モスクに来た時にフトバが始まっていても、サヒーフムスリムの「イマームが説教している時にモスクに来た者は挨拶としてニラカートの礼拝を行うこと」に基づいている見解もあり、説教中に礼拝する人もいます。
※挨拶の返答については、返答のみしてもよいという見解もあります。


〇ドゥアーの時に手を挙げません。

2つ目のフトバの最後にイマームがドゥアーをしますが、この時イマームは、タシャッフドの時のように人差し指を挙げています。参加者は手はひざの上に置いた状態にします。通常ドゥアーの時にするような手を挙げません。

このように例外的にドゥアーに手を上げないのは、アザーンの後の預言者様への祝福祈願があります。


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