１２月１３日日本動物高度医療センターを受診
りりぃはすぐに処置室に連れて行かれて無事に抜糸を終えました
処置を受けている間主治医の先生の説明を聞きました
冒頭「肺がんではありませんでした」と言われ
悪性ではなかったんだ！と淡い期待が叶ったのかと思ったら
「病理検査で組織球性肉腫と診断されました」と続き
「肺腺癌」ではないということでした
そして「組織球性肉腫」は残念ながら質の悪い悪性腫瘍で
転移する可能性が高く
今回の手術で腫瘍部分を切除できたけれど
すでに肺内の近辺に転移し小型の病変部位があり
接触している部分にも浸潤があり
原発部位を切除した症例でも多くは転移する
予後の悪い腫瘍であるとの説明でした
抗癌剤治療で他臓器での発症を抑える治療を勧められ
「ロムスチン」を処方してもらい
この日から３週間ごとに血液検査で副作用を管理しながら
治療をすることになりました
「ロムスチン」は強い薬なので素手で取り扱わないようにと注意を受け
吐き戻してしまわないよう吐き止めの薬を一緒に服用
副作用として肝臓に負担がかかるので
「ウルソ」という肝障害を改善する薬も予防的に飲み始めることに
幸いにどの薬もたまごパンなどでくるんで問題なく服用できました
手術の痕は思ったより長く大きく糸も目立って痛そうでしたが
後ろ脚で患部を掻くということもなく
口も届くところではないのでエリザベスカラーも退院日からなし
絆創膏のところは排膿用カテーテルの留置された部位です
抜糸後は綺麗に塞がって毛も伸び始めています
抜糸の日の前に前脚をかばって引きずるような歩き方が気になり
受診の日に見てもらいましたが脚の可動性に問題はないとのこと
その後も朝方や起き上がってすぐにひょこひょこと気になることがあり
手術部位に痛みがあるとか
なにか影響しているんではないかと注意して見ています
抗がん剤の副作用として
服用直後の吐き気や消化器粘膜組織への影響
骨髄に障害が出て白血球数が減少し感染しやすくなるなど聞いていましたが
りりぃもコーギーの証として食欲がなくなることはなく
消化器系への影響はほとんど感じられませんでしたが
便が少し柔らかくなり回数が増えるなど少し変化がありました
さすがに投薬の翌日は薬の影響か
食欲は衰えないものの動きが悪く
横になっている時間が長くなりました
３日目からほぼ普通の生活に戻りましたが
骨髄への作用から白血球数の減少がすすむ時期
投与後５日目からまた動きが鈍く横になっている時間が増えました
りりぃのお気に入りのホットドッグベッドが
ジャストサイズすぎておしりが収まりきらないのを
またフラママさんが一回り大きい
飛人くんのホットドッグベッドを譲ってくれました
横倒しでも収まって体も支えられとても楽そうで感謝です
まず投与後１週間で血液検査を受け
抗生剤の投与や肝臓などへの追加の予防的な投薬やサプリについて
診断してもらい場合によっては投与量の調整があるかもしれません
投薬は３週間間隔でレントゲン検査は２〜３回に１回程度行い
転移がないかチェックしてもらうことになるようです
この治療と「長い」付き合いになることを願っています
何より転移が抑えられるよう祈らずにはいられません
りりぃ至って元気です
