千葉県柏市で医療用かつらと治療前後のケア専門の美容師のブログ

おひとり様専用の隠れ家的な美容室です。医療用ウイッグの製作や治療前後の髪のケア、茶話会の開催で患者様をサポートをします。

母の涙

2017-01-10 23:30:32 | その他
新年早々ですが、今日はちょっと辛かったことを書きます。
 
 
村井の実家は自宅から車で5分位なので、今日も仕事が終わって夕方に83歳の1人暮らしの母の様子を見に行って、少しお話につきあっていました。
 
 
そして、びっくりしたことに、母は途中突然泣き出してしまったのです・・・・
 
 
 
その理由はというと、近所でとても仲良くしていた一回りも違うお友達の脱毛した姿を(さすがに被りものはしていたらしいですが)見てショックを受けてしまったとのことでした。
 
 
その方は私も子供の時から優しくしていただき、編み物などを教えてもらったこともある、少しふっくらしたいつもニコニコしていたおばさんでした。
 
 
少し前から母には、
 
 
「○○さんががんになってしまったらしいの・・・・・おじさんも病気だし・・・・大変・・・・髪も抜けるって言われているしいの・・・・」
 
 
と聞いていたので、なんとなくは理解していたのでしょうが、やはり、今までの感じと違って見えたのでしょう。
 
 
 
「なんか、頭にパーマかけるときのようなものを被っていて・・・・
 
 
あんなになっちゃうの・・・・・嗚呼………4回の・・・・・・放射線が・・・・・・・・」
 
 
知識のない83歳の母にしてみればおばさんが話していたことを一生懸命に聞いていたのでしょうけれども、あまりきちんと理解が出来ていないのでしょう
 
 
 
普段から私が治療をしている方のサポートのお仕事に携わっていることは話しているのですが、
 
 
 
「うつるんじゃないないか・・・・」
 
「どんなものなのか・・・・」
 
 
と何回説明していてもわからないのであきらめていたのでした。
 
 
 
 
つい先日も、母にとても良くしてくれている他のおばさんも病気になってしまい・・・
 
 
明るくてパワフルな母が、最近では、すっかり元気がなくなっています。
 
 
 
 
 
 
「何を食べられるのかわからないし・・・・・・」
 
 
「何が欲しいかわからないし・・・・」
 
「お見舞いもいらないって言うし・・・・」
 
 
年金生活の1人暮らしの女性はもちろん出来ることはなかなかありません。
 
 
でも
 
 
「暖かそうなセーターがあったからそれを買ってきて渡したの・・・・」
 
 
そう言ってまた泣いてしまいました。
 
 
 
うーん
 
かける言葉はありません。
 
 
 
この方は、旦那さまももう長いこと病気でいらして、ずっと看病の生活をされていました。
 
 
金銭的なこと、その上年齢も考えてウイッグのことは、こちらからはお話はしませんが、もし困ったことがあったらなんでも相談して下さいと伝えてもらいました。
 
 
お子さんはというと、息子さん2人ですので、なかなかウイッグのことなども提案しないかもしれません。
 
 
 
 
 
・・・・・・こんなときにもし医療用ウイッグの購入の助成金があれば・・・・・
 
 
 
去年も柏の議員さんに聞いてみたのですが・・・
 
 
財政が厳しいから難しいでしょうね・・・・
 
 
とのお言葉でした。
 
 
 
でも助成金があれば、もっと気軽に色々な方がウイッグの購入が出来て・・・・
 
 
 
そして、ご本人やご家族だけでなく・・・・・
 
 
 
周りにいる、とても心配して、その方をとてもとても大切に思っている人達の涙も減るのではないかと・・・・・
 
 
 
 
 
女性にとって脱毛は本当に辛いものです。
 
 
 
そしてそれを見る周りの人たちも・・・・・
 
 
 
今日の母の涙でまた考えさせられてしまいました。
 
 
 
くまの画像 プリ画像
 
 
 
自髪の心配のご相談だけでもご連絡下さいね。
 
 
また、茶話会などにもご参加いただけたらと思います。
 
 
 
 
 

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