朝から雨が降り続く中、今日は2日目の「福祉理美容師養成講座」に参加してきました。
最近では、美容専門学校に通っている間にも、このような「福祉養成講座」を30~60時間勉強すると、「準福祉理美容師」という資格が認定されるそうです。
私たちの時代にはなかったですが、今ではやはり、高齢者・障がい者の心理や特性、感染症や安全衛生などの講座とともに実技のスクリーニングを通じて我々美容師は様々な知識が必要とされるようになったのですね。
介護を必要とする方への対応は、いつか自分や身内がわが身に振り替えた将来かもしれませんし、また、自分がいつその立場になるかもやしれません。
今日は予定通りに一日実習です。
車いすの操作方法や杖をついている方への補助やケア。
ベッから車いすへの移乗と介助方法。
車いすや寝たきり状態でのシャンプーやカットなど
朝からびっちりのスケジュールです。
美容室ありすは20年以上経ちますので、やはりずっと通っていただいているお客様も高齢になられています。
皆さまだいぶやせられて足腰が弱くなってきたり、椅子に座りにくくなったり、車いすになったり、あちこちに麻痺があったりと・・・・・
そしてまた、独居が難しくなり、娘さんの家に引っ越しをされたりしても、わざわざ「ありすさんでやりたいの・・・」といって娘さんが乗せて連れて来てくれます。
(ありがたいことです。)
そうした中、今までの美容室ありすのお客様以外にも、医療用ウイッグの取り扱いを始めると、抗がん剤の副作用のために車いすを使用されている方やしびれなどがあり、椅子に座っているのがつらい方、ベットから起き上がるのがつらいかたなどが、「医療用のウイッグ」を必要としている方もいらっしゃるかたがいることを知りました。今までは気がつかなかったことです。(情けない)
そういったことから、今回「福祉理美容師」の講座に参加しましたが、本当に得るものだらけでした。(大当たりーー)
実際に介助の方法やコツを知るだけでも、体調の悪いお客様の対応などいままで不安に感じていたことが少し解消されましたし、車いすなどの方への対応も実技で学習できたので良く理解できました。
昨日の「思いやり」の大切さとともに、福祉は「細かい気遣い」がとても大事なこと。
そしてその「気遣い」は知識の量からくるのではないかと・・・・・
これからも色々知識を増やして「自然にみえる医療ウイッグ」を必要としているが、あきらめている患者様の在宅や訪問理美容の現状なども把握し、少しでも対応できるようにしていければと思います。
「ノーマライゼーションの原点」とは
どのような生活にある方々でも、これからを生きていく命の尊厳を重視して享受し、今後の生活を営む上で困難が生じることなく、可能な限り標準的なくらしに近ずけていく条件作りを保障していくこと
ということは、車いすでの生活を余儀なくされている方や、寝たきりになっている女性患者のかたにも「あなたらしさをとりもどす」ためのサポートをしていける「福祉の知識をもつ再現美容師」のプロフェッショナルを目指して日々勉強していきたいですね。
少しずつ少しずつ・・・・
ヘアエピテーゼは、フリースタイル・フリーサイズ、素材は高級人毛とプレミアム人工毛のミックスです。
とてもナチュラルな質感で身近な人でもかつらとは気付かない・・・ヘアスタイルも脱毛前の髪型を再現しますのでいつもの自分のままでいられます。またご希望のスタイルにも変えられます。
へアエピテーゼには、抗がん剤治療前・後の自髪のカット、ご購入後1年以内のウイッグのカット、毛絡み修正・縮れ修正、サイズ調整は何回でも無料のサポートがついていますのでご安心いただいております。
プライベート空間で、かつらのご相談から、治療後の自髪のケア、自毛デビューに至るまでサポートしています。完全予約制のサロンですので他の方と一緒になることはありません。
また、他社のメーカーのかつらのカットやサイズ調整も行っております。
(高額のウイッグや種類によってはお断りする場合もあります)
治療後の自毛のご相談などは、他社のウイッグをご使用の方でもお受けいたします。ご安心くださいね
尚、せっかくメールをいただきましても届いていない場合があります。1両日中に返信がない場合は直接お電話(08036081628)をいただくか、lovelove.happy-alice2010@softbank.ne.jpにご連絡いただければ直ぐに対応できると思います。
NPO法人日本ヘアエピテーゼ協会 美容室ありす オーナー 村 井 み ち こ