終末期に入っている父親の病状はここのところ目に見えて変化しており
1週間ほど前から現在入居している住宅型ホスピスの食事は拒否。
3日くらい前から、私たちが差し入れるフルーツなども一口二口で終わり。
同時に薬の服用拒否
本当に食べられないのか、それとも何かに抗議して拒絶しているのか、口に食べ物を持って行っても口を一文字に固く閉じ、首を横に振りまるで88歳イヤイヤ期のような
どちらにせよ、食事を取れなくなってきていることには変わりないので、ついに終わりが近づいてるのか。。。
それなら急いでまだ意識のあるうちに現在特養に入所している認知症の母親を面会に連れて行こう。
と、月曜の朝、妹が母親を施設でピックアップして面会に向かう。
ここのところ会話もなかなか成立しないし、反応も薄い、表情もない、こんな状態で母親に会っても反応しない父親を見る母親が可哀そうかな。。。
私は、実家片付け最終章の粗大ごみ回収最終日のため、実家で回収を終えてから父親の面会へ。
一足先に父親の施設に到着していた妹たち&母親。
そして、LINEに送られてきた父親&母親、久々の再会シーンの写真には・・・
えぇ~~~~~満面の笑顔の父親が~~~~
2か月くらいぶりに見る父親の笑顔。
私たち3人の娘、ほぼ毎日交代で片道1時間以上かけて父親の面会に通ったよね??
それなのに、ずっと会っていなかった母親の顔を見ただけで、別人のように笑顔だなんて。。。
それも、ここのところ、ベッドから起き上がることすら出来なかったのに。。。
何~~~この絵~~~~普通に起きてる~~~~
私が到着したら駐車場に母親が車椅子押して、父親出てるし
父親、母親に良いところを見せようとしたのか、車椅子に乗り移るのも自力で頑張ったり、私たちがいくら誘っても外の空気に当たるのも拒否していたのに、母親が「私が車椅子押す」の一言で「じゃ、行こうかな」と外気浴したり
嬉しいやら、悲しいやら。。。若干複雑
「3人の娘+時にはセラピー犬の3号ちゃん」 VS 「母親」
完敗だ~~
離れていても夫婦愛なんだね。。。そんなに会いたかったのか
施設のスタッフさん達も「昨日とはまるで別人ですね!」と、全員が驚く「母親効果」
当の母親・・・・
父親の状況を何度も説明していたが、認知症のため、
「ねぇ~なんで寝てるの?」
「あっそう、具合が悪いの?」
「早く治らないとだめよ」
と、ポジティブ発言に父親も「うん、そうだね」と笑顔。
最後「またすぐ来るから」と母親
「うん、待ってる」と父親
切ない。。。。
この日は、訪問診療の日(最近では病状に合わせて週3回ほど訪問してくれている)で、例の癖強めな訪問診療医から今の状況について話を聞いた。
いつ何が起きても不思議ではない時期に来ているとのこと。
月単位ではなさそうだ。
私たちも最近の食事状態や車椅子に乗り移りが厳しくなっていたり、衰弱の仕方やせん妄などで薄々、そうだろうなとは思っていたので、ついにその段階か。。。と驚きはなかった。
本来なら腎瘻交換の時期なのだが、今のところ腎瘻に漏れもないことと、交換するための病院への移動は本人に負担がかかるので、見送りを提案された。
腎瘻でお世話になっている元々の病院の担当医に相談した結果、見送りが決定した。
面会後、母親を施設に送る途中、一緒に「びっくりドンキー」でランチ
大好きなポテトフライにご機嫌な母親。
ポテトフライを初めて食べるわけじゃないのに「これ美味しいね~ 初めて食べた!」と、認知症だけど明るいところが可愛い
(びっくりドンキーのポテトフライ、初めて食べたけど私も美味しさに驚いた)
今回は母親が認知症で良かったとつくづく思った。。。
父親の面会で悲観して泣いたり悲しんだりされるより、すぐに忘れてくれた方が私たちのダメージも少ないし
父親もそんな姿見るのは辛いだろうし。
母親との面会を果たしたその後の父親の病状・・・
予想通りで以前の状況に戻る。
面会時にはほとんど発語はなく、表情もなく、食欲もない
そんな中、父親、唯一の発言が・・・
「いつまで私を生かしておくつもりなの?」
咄嗟に「お迎えが来る迄だよ」と即答した私に、
妹「少しは考えるふりしてからから答えろよ」と
いや、一人で面会した時じゃなくて良かった~
これ、一人で聞いてたらメンタル病む
この日、父親に見せようと思って撮った庭の彼岸花の写真
明日は姪っ子の出産予定日、父親にとっては「初ひ孫」
今は、「初ひ孫誕生まで頑張って」と言っても、本人的にはそこまで気が回らないだろうな。。。