簡単に言うとこれは、ひとりの若者の青春物語ですな
主人公は、アンドレ並みの巨体の子供
この設定からしてなかなかに掴まれるwww
でもこの時代、この年齢でもかなり大人なんだよね
元服を迎えれば、大人たちの中に入って働きだす
そんな、今の世の中にはないシビアな世界が広がっている
ましてや、竹刀vs真剣とか、命をかけた戦いがすぐ隣にある
そういう静かで熱い世界観がひしひしと伝わってきます。
所々にクスリと笑えるところもあり、それが身を切るような張りつめた空気を一瞬緩めてくれる。
そして、どうも主人公は女に弱いwww
読みやすく、テンポの良い作品だと思います
読み終わってみれば、「ああ、なるほどね」という感想が浮かびつつも、まだ先を求めてしまう
だってまだ終わってないんだもん
新しい好敵手が、いつかまた戦いを挑んでくる
銀ちゃんとの仲もどうなるか知りたいし。
しかも主人公はまだ弱い
こりゃ、行く末が楽しみです
ハッピーエンドとはまた違う、未来を見つめさせる終わり方が、谷津先生の作品の魅力だと思います