一番寒さの厳しい2月には、お届けしよう・・・と思って、ご病気のお見舞いに内緒で編んでいた湯たんぽ。
そのうち、自分に余裕が無くなって未完成のまま、渡しそびれてしまった・・・。
どうしているだろう・・・。病気の具合は大丈夫だろうか。
「よしっ!また、夏を越して秋になったら、お届けしよう!」と決心して、途中で諦めていた湯たんぽ。
もう時期じゃないしな・・・。
そんなこんなしていたら、以前、湯たんぽをご注文頂いたAさんから、二つ目の注文を頂いた。「以前作ってもらった湯たんぽ、ご病気の知人に使ってもらっているので、もう一つ、編んだのがあったらお願いできない?」とAさんは言う。
Aさんの心優しさ。・・・・感動してしまった・・・。じ~ん・・・・。
「おぅしっ!お前、出番だぞ!」 ↓完成品。
早速渡さなきゃ。
きっと、Aさんご本人が使われるんだろう。
今度の職場は、足元が冷え込むんだそう。
小ぶりで使いやすい湯たんぽ。
このゴム製の湯たんぽが大好き。
抱っこした時、身体にフィットしてくれる柔軟さと、なんだか懐かしい気持ちに
させてくれるゴムの匂い・・・。
身体が熱すぎないように、湯たんぽを編み包んでいく。
編み編み・・・。
編み進む毎に、私の気持ちも温かなモノに包まれた感じがして、心がポカポカしていくのだ。
季節外れだと思っていたけど、あのかたの元へ、行っておいで~。いい仔にするんだぞー。
えーっ、それ、違う人にあげるはずぢゃあ・・・・、と、思った方。
心配しないで。渡しそびれた方には、ちゃあんとまた、心込めて編み編みしますから。