ときどき魔が差したように注文してしまうことがあります。
無性に食べたいとか、美味しそうとかではなく
場当たり的に注文して、本当に辛いものに当たろうものなら
激しく発汗しつつ後悔するのでした。
で、
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今回もそんな場当たり的な注文をしたのは
金沢市新保の 麺屋夕介(ゆうすけ)
ラーメン全日本→能登の國→2013年5月麺屋夕介リニュアルオープン
余談ですがラーメン全日本と能登の國の店主は同一人物で、現在七尾の○△というお店をやっておられ
先日訪問した際にはその辺のいきさつを語っておられたのは記憶に新しいところです。
この日はお隣の一世風靡へ向かったのですが土曜の夜は午後の部がお休みということで、
こちらに飛び込んだと言う次第。
開店当初は濃厚豚骨のらーめんと、あっさり透明スープの中華そばの2本立てでしたが、
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現在は魚介豚骨しょうゆらーめんと塩豚骨らーめんが加わりメニューは4種類となっています。
どれにしようか迷ったあげく、期間限定・夜限定の文字に反応して
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辛豚骨らーめん 小(1玉)¥700を注文してしまいました。
こちらの店主は真打の出身ということで
母体でもある真打さんの「辛いラーメン」はほんとうに辛くて、口コミでも辛いとクレームが付けられたと言う逸話も。
スープの見た目はさほど真っ赤な色ではありませんが
豚骨スープの波間に見える毒々しい赤茶色の力強い液体は
充分に辛さを表現しています。
加えて、茹でモヤシの白い肌が見えないくらい
真っ赤な粉末で覆われています。
本家真打では白髪ネギとの紅白の対比が美しかったんですね。
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恐る恐るスープをひとくち。
キターって感じでした(笑)
辛味が舌から抜けて旨味がくるハズなんですが
辛いものが苦手な自分にとって、この辛味は舌に絡み(笑)ついて
なかなか旨味が伝わってこない、そんな葛藤が最後まで続いたという印象でした。
ようやく出汁の旨味が味わえるようになったのは、ほとんど終わりのころで
頭頂部からの発汗は結構なものがありました。
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縮れ太麺はスープの絡みがよく(ほんとは絡んで欲しくなかった、笑)
もっちりして、コンビネーション良好。
刻みタマネギのサクッとした食感と、後半甘みが出てきていい脇役だったと思います。
自分の辛さレベルでは、3.5/5.0満点位でしょうか(笑)
ごちそうさまでした。