氷見貪瞋痴に続いて、新春を寿ぐ”めで鯛”ラーメン第2弾。鯛塩ラーメンを頂きました。鯛のほぐし身を載せた鯛茶漬けセットが777円で提供され、これまたぞろ目で縁起がいいメニュー。お隣のパチンコ屋さんのお客には堪らない縁起物でしょうね。

限定ハンターのラヲタもこぞって食べておられましたが、この日2杯目となる自分には少々重いのでラーメン単品だけ頂くことにしました。

出汁は鯛煮干し・昆布などの魚介出汁と鶏ガラの透明スープ。味付けは素材の旨み、鯛の繊細な味を邪魔しない能登塩。

店主によればホタテなどの旨み素材は鯛の風味を邪魔するので使っていないとのこと。その鯛ですがなんと鯛煮干しです。若狭の小鯛の笹漬けで使用しているような手のひらサイズの「赤鯛」の煮干しなんです。コストは一般の鰯煮干しの数倍だそうで、入荷が少ないので数か月前から仕込んでいたとか。鯛出汁は貪瞋痴に続き2杯目だが思ったより鯛の風味が弱いと感じたのは貪瞋痴の鯛が煮干しではなく、生のアラを使った魚介100%の出汁だったからでしょうね。やや生臭かったとのご意見もあったようですが、それは気になりませんでした。ただ鶏まで使っている割に旨みが弱かったです。麺は中華そばで使っている低加水のストレート細麺。個人的には好きな組み合わせです。

帰りしなに金沢市有松の超人気ラーメン専門店の大将ご夫妻とバッタリお会いし、年頭のご挨拶をさせて頂きました。お正月休みの間も他店の研究に余念がないこの姿勢が、常にトップを走り続ける成果に繋がっているのですね。逆にいえばla.la.la.もそれだけ注目されているという事。ますますの研鑽、飛躍を期待するところです。イヤー正月早々いい話でした(笑)