飯田地区から北上し、珠洲市正院地区にやってきました。

正院と言えば伝説の中華。レジェンド・ヒロシこと「中華料理ヒロシ」のお店があったところです。
最果ての中華と言いましょうか? 地元に親しまれ、遠く富山や金沢からも食べに来るという秘境系中華料理店。しかも営業時間が短いので、いつ行っても食べられるというわけではない!
自分は3勝2敗くらいでしたね。
最後に伺ったときは、お店は開いてたんですけど、スープ切れだからと言って頑として受け付けてもらえなかった。その頃から持病の腰を痛め入院がちとなり、そのまま休業→廃業に至ったという感じです。
2014年6月初めて訪問したときの記事は→こちら
2014年6月17日撮影
店舗外観と

レジェンド・ヒロシ

今回の訪問2024年4月6日撮影
店舗外観

開いていた扉から店内を撮影
なんと、あのときのままです。。.涙が出そうになりました。

小上がりというか座敷席はぐちゃぐちゃです。

正直、すでに倒壊しているだろうなと思って訪ねたんですが、周辺の被災状況を見た後だけに、現存しているのが奇跡としか思えませんでした。
お城巡りでは2021年8月に「正院川尻城」を訪れました。
暑い中、蛸島漁港に車を停め、徒歩で登城したことが思い出されます。
記事は→こちら
飯田から正院に向かう途中の珠洲市野々江町周辺の被災状況


県道12号「内浦街道」沿いの住宅です


県道28号線、鉢ヶ崎キャンプ場との分岐周辺の状況



焼き物工場でしょうか?
珠洲の特産「珪藻土」を使った七輪やコンロ、レンガの焼成工場だったのかもしれません。今回の震災で「珪藻土」に携わる産業も危機的状況です。

【ライフラインの復旧】
ライフラインの中でも復旧が遅れているのは水道です。
倒壊した家屋の下に配管が通っているため点検・修理ができないことと、山や峠を超えて地殻が変動した先へ配管を繋がねばならない。
道路の端に配管を露出させて布設してあります。これは臨時的速やかに復旧させるための応急処置です。
日本全国から、水道局や水道事業者が支援に来ておられます。
地道な作業の繰り返しで、しかも大変な作業です。どこの地域に行ってもその姿を見ることができました。
本当にご苦労様です。


被災地に咲いた花
頑張りましょう!

次はランプの宿です。