コロナ禍で中止が続き
昨年2022年は限定的に開催
そして本年2023年はコロナが5類になったことを受けてほぼ例年に近い形で開催されましたが、8月中の前夜祭は見送り、また八尾小学校グラウンドの演舞場は設けなかったり深夜の町流しを行わないなど、規模の適正化や持続可能な開催方法を検証する年と位置付けての運営となりました。
また一般車両の駐車場は会場から2km以上離れたところに3か所設けてはあるものの利用料(協力金)は3000円、シャトルバスの乗車料金が1000円と高額になり、JRなどの公共交通機関での来場を促す取り組みとなっていました。
今年は初日の9月1日が金曜日、2日が土曜日、最終日の3日が日曜日と暦周りにも恵まれ、初日6万人・二日目8万人・三日目5万人の合計19万人の人出があったそうです。
自分は二日目の土曜日朝の10時に現地入りし、お目当ての鏡町「おたや階段下」の観覧席を確保(場所取り)しました。

この場所は有数の映えスポットで、新聞紙上やテレビの中継でもお馴染みです。
今年の公式パンフレットの表紙にもなっています。

地元の方と親しくお話をしているうち、『よかったら私の家の前の駐車場に車を停めてもいいよ』とお声をかけて頂きました。
昔訪ねた時もそうでしたが、祭りが始まる前の段階から地元に溶け込むことが大事ですね。
この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
一旦車の中で休憩し夕方に備えました。


仮眠から目覚め、各町内を下見
日本の道百選にも選ばれた諏訪町の石畳
あと数時間もすれば何百人、何千人もの観光客で埋め尽くされます。

こんな感じです(北日本新聞紙面より)

この日のスケジュール(9月2日、二日目)
11ある町内の時間ごとのスケジュールが一覧になっています
先ずは一番早く始まる【西町】の公民館前に陣取りました。

16:00からの輪踊り、舞台形式の踊りを観るため14時30分頃から待つんですよ。
公民館2階での演技

その後19:30から始まる【鏡町】の「おたや階段下」場所取りした所へ17時ころに戻りました。
すると鏡町の町流しがすでに始まっているではありませんか。。。焦りました💦
この時点では自分の席に移動する(戻る)ことはできません(;^ω^)
演目が終了し踊り手が移動してから、ようやく自分の席に座ることができました。
19:30からの予定がすでに始まっているなんて、聞いてないよ~
係員の説明では19:30からが本番ということで、2時間以上待機しました。
その間自分の周辺は人だかりの山、向に見える階段席も立錐の余地がないほど観光客で溢れています。
2回目の町流しの様子

テレビの中継も始まりましたよ。(18:45NHK富山放送局のローカルに続き19:30からBSPで生中継)
さあいよいよ本番です。
ここからは町流しではなく舞台形式の踊りです。
男踊りと女踊り、そして男女の優雅な絡みが見せ場です。
最前列からローアングルでの撮影。興奮します(^^♪







20時に第1回目が終わると全席入れ替えとなります。場所取りの敷物や撮影機材を持って一旦撤収。
それから坂の町八尾の中心から下(しも)の町内へ順次移動しながら町流しや輪踊りを観て歩きました。
【下新町】


【天満町】
普段では観られない舞台踊りを披露してくれました。
背景が神社で、シテ方が座って奏でるのも見応えがあります。




【福島町】
JR八尾駅前
23時を過ぎると帰宅する観光客で溢れかえるJR八尾駅。
お見送りする意味でしょうか? 駅前での町流しが始まりました。



会場を移動している最中の少年少女たち。
「おわらの歌詞」を一斉に大声で唱え、まるで応援合戦の高校生のように陽気にはしゃいでいました。


【今町】
町流しの合間に先輩が若手に演技指導している場面に遭遇
技術の伝承ですね

上手にできたよ
小さな女の子もいったん踊りが始まると一丁前の女性に感じます。

普段は見られない笑い顔での踊り風景
町流しではなく、父兄を前に演技指導してもらった成果を披露している場面です。

【東町】
町流し
この時間になると編笠を脱いで素顔で町内を流します。
哀愁を帯びた胡弓の音と静かな踊りは見ていて飽きません。
古い町並みの路地を流す姿にも風情を感じます。




【上新町】
輪踊り
一般の観光客も飛び入り参加できます。
浴衣姿の地元OGの熟練の踊り



【当日の行程】
ヤマップ(3D)

ヤマップ
13時から移動開始して終了したのが0時53分でした。

※夜間撮影はぼんぼりの明かりや商店の照明・街灯の明かりを頼りに手持ち撮影しました。
SONY α6000 FE3.5-5.6/28-70 ISO25600~16000 絞り解放オート
明るいレンズが欲しい~^^;