金沢長町、武家屋敷界隈にひっそりと佇むのは、明治末期に建てられた門構えのある旧澤出邸宅。 数百メートル先には金沢一番の繁華街にして夜の歓楽街の片町・香林坊が控えているが、その喧騒はここまでは届かない。
正面の門から入るがお店の入口は無い。

右手の木戸をくぐって裏へと続く石畳沿いに進むと裏庭に出る。

そこからがギミックな仕掛け。

極彩色の東南アジア風の木戸を開けるともう一つの引き戸が待っていて驚く!二重の扉が次への期待を膨らませるという仕掛け。

店内は旧家の床の間が付いた奥座敷をリノベーションした和と洋が同居した非日常的な空間。

同店の店主が営む陶芸工房で造られた創作陶器がいたるところに使われている。

同店は開店7周年の2017年1月5日をもって屋号を「くらげが雲になる日」から「海月が雲になる日」に変更。(よみは同じ)

訪問ごとに焼印を押してくれた桐製の切り札や、常連に与えられるタイル製の切り札のシステムを廃止。

ランチ営業をブランチとしてヌードルからサンドウィッチ中心のメニューに一新。 またディナーもコース料理(3,850円、5,500円、7,700円込み)のみとした。
定休日:月、火曜日
営業時間:ブランチ11:30~売り切れまで
ディナー18:00~23:00(Lo22:00) ほとんど予約で満席なので要予約と考えた方がよい!
予約はfacebookページか電話にて。

◆ ◆
1年ぶりとなった今回は、常連のお友達に誘われシステムが変わってから初めての訪問となった。
まずはカンパーイ

3,850円のコース料理(飲み物は別料金)です。

塗りの椀を開けると蒔絵が

グリーンカレー、地もの野菜と食用の花

春雨サラダ ともろこしや野菜 ほんのり酸味が効いたドレッシングが爽やか

塗りのお椀は蒔絵があって、大きなハマグリのトムヤムクンスープ
まさにタイ料理と和のテイストの融合。 蛤のうま味がタイスープと合う

春巻き、塩とマヨネーズソース?

地物アスパラガス サクサク、ジュワーの食感。 塩で食べるとより美味しい

スイカとコリアンダーのデザート 能登塩味
一旦口の中をリセットする仕掛け、甘味と能登塩の塩梅、パクチーと不思議な融合

『能登豚のコームーヤン』
能登豚のネックロースを炭火で炙り、
石川県小松市のビーツを使ったスイートチリソースと一緒にご提供しております。。。当店FBより
能登豚のソテー プリッとした肉の食感 真っ赤なソースがオドロオドロシイ(;^ω^)

特徴のある自家製陶器のラーメン鉢

こちらを代表するメニューであったトムヤムクンベースのヌードル濁(にごり)をコース料理用に味付けを変えたもの

もっちりした平打ち麺

デザートは

マンゴーソースのかかったアイス
男子にも好評の大人のスイーツ

床の間の横にある出書院、障子戸を少し開けて眺める亭主?

こんな顔をして眺めてたんですね(笑)

非日常の空間とゆったりとした時間の中で頂く和テイストの創作タイ料理。 楽しい仲間と語らいあっと言う間に時間は過ぎました♪