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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

CSファイナル  すでに心は日本シリーズへ。 大谷とジョンソンが投げあったら、どんな凄いことになるんだろう?!

2016年10月13日 | プロ野球

≪プロ野球・クライマックスシリーズ≫ ファイナルステージ

【パ・リーグ】
第1戦
日本ハム 6-0 ソフトバンク (日本ハム2勝0敗)

S B  000 000 000 - 0
日ハム  000 060 00× - 6


【セ・リーグ】

第1戦
広島 5-0 DeNA (広島2勝0敗)

DeNA 000 000 000 - 0
広 島 002 000 21× - 5


いよいよクライマックスシリーズのファイナルステージが始まりました。

ワタシはいつもの年より、
かなり注目度を高くして観ています。

昨日の第1戦は、
勢いに乗るSBとDeNAが、
いかに実力上位の日ハム、広島に立ち向かうのかと見ていましたが、
正直コンディション、そして持っているチカラ、
それらにかなりの差があるのではと思わざるを得ない戦いっぷりでした。

日ハムは先発に『絶対的エース』大谷を立てて必勝を期しました。
対するSBも第1ステージを2戦でかたづけたことから、
このファイナルステージ第1戦ではエース格の武田を起用することができ、
一見先発投手を見ると『遜色ない』と思われました。

しかし、
今年の9月、
投手に復帰してからの大谷は、
これまでとは違いますね。

『大事な試合』
であればあるほど、
テンパらず冷静に、
自分の持てるものを発揮できていると思います。

そんな術を、
コンディション的にも、そしてメンタル的にも、
手に入れたのではないかと思います。

昨日のインタビューでも、
自らやや自虐的に『大舞台にはもともと弱かった』なんていうことを言っていましたが、
今や完全にそんな『かつての自分』とは、
決別したようですね。

思えばこの『才能の塊』大谷投手については、
実はワタシもそのこと(大試合に弱いのではないかということ)は、
若干気になってはいました。

というのも、
大谷の高校時代を思い出してみると、
2年で初めて甲子園の土を踏んだ夏の選手権(初戦で打ち込まれ●)から始まり、
翌3年春の選抜(藤波との直接対決。打ち込まれ●)、
3年夏の予選決勝(160キロ投げるもホームランを浴び●。甲子園出場ならず)、その後のU-18日本代表としての国際試合(投手として活躍ほとんどできず。エース藤波が八面六臂の活躍)、
そしてプロ入り2年目ぐらいまで。。。。。。。

大試合での実績については、
その持っているものに比較すると、
皆無に等しいものでしたね。

ずっと大谷について、
『持っているものは素晴らしすぎて、今までの日本球界にはいなかったぐらいインパクトのある選手。しかし、何か”ここ一番”でのメンタル面の弱さというか、”持っていない星の下”というか、そんな匂いがちょっとするなあ・・・・・』
なんて思っていました。

ここぞの試合でことごとく『頼りになる』とファンに思わせてきた、
長嶋、王であり、松井、松坂などと比べて、
そのあたりがちょっと不満でもあり心配でもありました。

しかし、
去年のシーズン中から侍ジャパンにかけ、
大事な試合でも好投できるようになってきて、
『ちょっと変わったかな?』
と今年はとても楽しみにしていました。

そして今年。

彼の”確変”はすごいもので、
今ではもう、
完全に【アンタッチャブル】な存在になりましたね。

大試合になればなるほどその力を最大限に発揮できる《スーパースター》へ、
確実に階段を上ってきました。

天王山のSB戦での好投に続き、
優勝決定試合。西武戦でのあの超絶なピッチング。

そして昨日も、
その2試合に勝るとも劣らないほどのピッチングで、
好調SB打線に何もさせないというよりも、
格の違いを見せつけての7回1安打無失点でした。

おまけに大事なところで打席でも存在感を見せて、
6点を奪った5回のつなぎのヒット、
そして6回の『プロ入り初』という送りバントもそつなくこなし、
『彼はいったい、どんだけのことをそつなくこなせるんだ?!』
と驚かせてくれました。
まさかバントまでうまいとは、ワタシも思いませんでした。。。。。。。


そんな日ハムは主砲中田にとどめの一発も出て、
6-0での快勝でした。

今日好調の増井で連勝できれば、
一気に決めてしまいそうな雰囲気が出ますね。


一方の広島。

9月10日に優勝を決め、
以降は致し方ないとはいえやや緩んだ戦い方になっていたので心配していましたが、
巨人を破り意気上がるDeNAに対して、
こちらも『大エース』に成長したジョンソンが大きく立ちはだかりました。

すでに来年から3年10億の契約を結んでいるジョンソンですが、
本当に『なくてはならない存在』を印象付ける、
見事なピッチングだったと思います。

それにしても制球力が抜群。
ピッチングのお手本のような、
素晴らしい投球でした。
まずどんな打線を相手にしても、
打ち込まれることは考えにくいですね。

打線も田中・菊池・丸・新井のカープの誇る上位打線に一本ずつタイムリーが出て、
理想的な展開での勝利でした。

DeNAは勢いに乗って広島に乗り込んできましたが、
ジョンソンの投球の前にその勢いが止められました。

第1Sで巨人と激戦を戦い抜いた後遺症が出てしまっていて、
梶谷はスタメンに復帰したものの骨折しているとのことで心配がありますし、
筒香はバッティングの調子を少し崩し気味ですね。

投手陣は『一番いい3人』が巨人戦で激投を重ねたため、
昨日がモスコーソ、今日が多分三嶋の先発と、
コマが足りないのが明らか。

何とか打線が奮起して、
打ち合いの中で活路を見出すしかないでしょう。
ラミちゃん監督次の一手は、いったいどんなもんでしょうか。


ということで、
パ・リーグもセ・リーグも、
このステージはどうもすんなりと行きそうな気配になってきました。

しかしそうなると日本シリーズがまさに【頂上決戦】の趣を増して、
面白くなってきますね。

第1戦であいまみえることが予想されるエースの大谷とジョンソン。
この両投手の激突なんて、
ちょっと震えてしまいそうなぐらい楽しみですね。

いったい両チームの打線が、
この『およそ打てそうもない』両投手にどうやって挑むのか。
決着は1-0か2-1ぐらいしかありえない感じの『究極の投手戦』、
ワタシはすでに、
そんなことに思いを巡らすようになってきています。


それにしても。。。。。。

テレビを見ればパ・リーグの試合だけだし、
ラジオをつければセ・リーグの試合だけだし。。。。。。。

どうなっちゃってるんでしょうかね、プロ野球。

せめてCSファイナルぐらいは、
『全試合完全中継』となってほしいですけどね。

スポーツ好きとしては、
『同じようなテイストで、同じようなやつらしか出てこねえ、面白くもねえバラエティばっかり雁首並べてんじゃねえよ!!』
とテレビに向かって毒づいたりしてしまうような夜でした。

こんなに試合はおもしれ~のになあ。。。。。。


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