≪プロ野球・クライマックスシリーズ≫ ファイナルステージ
【パ・リーグ】
第2戦
ソフトバンク 6-4 日本ハム (日本ハム2勝1敗)
S B 020 000 013 - 6
日ハム 000 112 000 - 4
【セ・リーグ】
第2戦
広島 3-0 DeNA (広島3勝0敗)
DeNA 000 000 000 - 0
広 島 101 000 01× - 3
CSのファイナルSは2戦目。
セ・パともに優勝チームが力の違いを見せつける展開かと思われましたが、
パ・リーグは最後にドラマが待っていました。
まずはセ・リーグ。
広島が完璧な試合っぷりを見せて連勝。
シリーズを3勝0敗として王手をかけました。
昨日の広島の先発は最多勝の野村。
シーズンの出来そのままに、
見事な投球でDeNA打線に付け入るスキを与えませんでした。
『球の出し入れとは、こういうことを言うんだなあ』
と感じさせてくれるまさに”プロの投球”。
さすがは最多勝投手です。
打線は同学年トリオのタナーキクーマルの3人で3点。
初回さっそく田中が2塁打で出ると、
菊池がすかさず犠打で1死3塁。
ここで丸が期待通りのタイムリー。
どうしても欲しかった先取点をトリオであげると、
3回にも同じようにこのトリオが”出塁ー犠打ー犠飛”で追加点。
8回には田中がとどめの一発を叩き込んで、
試合を決めました。
そのトリオであげた得点を守るのも89年組の同級生、野村。
まさに広島にとっての『当たり年』に生まれた4人の活躍で、
広島がシリーズ王手をかけました。
それにしても広島は、
強かったシーズン中そのままの戦いができていますね。
先発がしっかり投げているうちに、
鋭いつなぎのバッティングと小技、足技を駆使して点を奪い、
投手をつないで逃げ切る。
まさに理想的な”勝ちパターン”の戦いができています。
一方のDeNAはあっという間に追い詰められてしまいました。
巨人との戦いで見せた勢いと粘り強さが消えてしまっているのが、
何としても気になります。
3・4番の一発で、
何とか頭の上にある暗雲をまず取り除くことでしょう。
昨日はところで、
セ・リーグCSファイナルステージのこの試合、
TVKが中継をしてくれました。
やっぱり『野球愛』『神奈川愛』が半端じゃないTVKですね。
U局の鏡です。
中継は広島のマツダスタジアムと、
パブリックビューイングのハマスタの2元中継の趣でした。
ハマの盛り上がりが今日で終わりを迎えるんじゃ、
面白くないですよ~!
がんばれ ベイスターズ!
一方のパ・リーグ。
前半のビハインドを中盤いい形で逆転した日ハムでしたが、
抑えのマーティンが大誤算で逆転負け。
嫌な雰囲気を残してしまいました。
正直マーティンの『普段の投球』がどんな感じなのかあまりよくは知りませんが、
昨日の投球ではSB打線につかまるでしょうね。
このシリーズでは、
大事なところでは登板することはないのではないでしょうか。
気になったのは、
7回満塁の大チャンスで中田が試合を決める一打を打てなかったところから、
なんとなく『ちょっと緩んじゃった』空気をSBに付け入られて逆転負けしたということです。
短期決戦の鉄則として、
『眠れる主砲は、ずっと眠らせておけ』
というのがありますが、
昨日の試合では主砲というよりもSB全体を、
なんだか起こしてしまったみたいで、
なんとなく嫌~な空気を感じているところです。
一昨日の大谷の好投を受けて、
昨日が逆転勝ちならば、
今日一気に決まっていたと思うのですが。。。。。。。
このシリーズ、
一気に流れが傾く可能性もあるので、
わからなくなってきました。
まあ、
『最後の最後は、まだ大谷がいる』
という安心感はあるのですが、
もつれさせたくはないですね。
今日の先発、有原が9月の天王山の時のようなピッチングをしてくれるかどうか。
期待を持って今夜見ることにしましょう。
どちらのリーグも3戦で終了では盛り上がらないということもあるので、
昨日の負けは、まあ良しということにしましょうか。