勝負の夏も終盤戦

激闘の甲子園が終了して3日。
ワタシはいまだにその余韻を引きずっていますが（例年8月中は、元には戻れません）、
プロ野球も気が付くと残りは30試合程度。
完全に第4コーナーを回るところまでやってきています。

今年はセ・リーグが面白いことになっていますね。
昨日の結果を受けて、
上位3強は何と2ゲームの中にひしめき合っています。

昨日の巨人-阪神戦。

前日悔しいサヨナラ負けを喫した阪神でしたが、
昨日はキッチリとそのお返しをして、
延長で勝ち星を拾いました。

両者の力関係は全くの互角。
巨人はここにきて故障者が多く、
まだまだ十分な戦力とは言い難いものがありますが、
そこはさすがに巨人で、
『落ちそうで、落ちない』
という戦いを、
かれこれ1か月以上続けています。

追っていく阪神は、
短期間での好不調の波が大きい印象がありますね。
しかし先発陣がしっかりして来ているので、
和田監督の言う『9月の大一番』に向けて調子をピークに持っていく腹積もりのようです。

広島は、
抜け出る戦力はないものの、
今年は去年にもましてしぶといですね。

落ちたかと思うとまた浮上してくる・・・・・
ということの繰り返しで、
俯瞰してみるとちょっとずつではありますが”上ってきている”という状況です。

これからはやはり、
”主役”と言われる人たちの活躍いかんという感じがします。

エルドレッドも再昇格したようですし、
『終わり良ければ』で、
4月のころの勢いを取り戻したいですね。

ＣＳについては、
ほぼこの3チームで決まりでしょう。

広島は何としても、
本拠地での開催を狙っているでしょうし、
巨人、阪神はトップを譲る気はないでしょう。

激しいつばぜり合いが続いていくと思います。


しかし、
ペナントレースで『天王山』と言われても、
やっぱり後にＣＳが控えているだけに、
『本当の意味での天王山』じゃないという、
なんだかすっきりしないものは残りますけどね。

パ・リーグも風雲急を告げてきています。

トップを奪取してから快走を続けていたＳＢが、
なんだかここのところ少し逃げ足が鈍ってきています。

そこに鋭い追い足で追い込んでくるのが安定した戦いを続けるオリックス。

来週の直接対決に向け、
エース金子と安定感抜群の東明をスタンバイさせ、
万全の態勢を取ってきています。

今年は投手力を中心に、
実に安定感のある戦いを続けるオリックスが、
最後の最後で【逆転優勝】という目も、
十分にあるペナントの展開ですね。

そして3位はここの所ようやく調子を上げてきた日ハム。

上位2チームにとっては、
大谷というコマを持つ日ハムと短期決戦を戦うのは嫌でしょうね。

しっかり3位を確保して、
悠々と短期決戦に向けての戦力を整えているように、
ワタシの目には映っています。


セ・パ共に、
【夏の娯楽】という球場の雰囲気の戦いから、
【決戦の秋】という雰囲気での戦いとなります。

毎年のことですが、
9月は面白い野球が見られますね。


そしてワタシが大注目している今年のＭＬＢ。

田中マーくんの離脱で世間の注目はぐっと落ちてしまっているのではないかと思いますが、
優勝争いはまさにここからが佳境。

ア・リーグ西地区で、
つばぜり合いを続けるエンジェルス・アスレチックスの2強は、
『明日をも知れない』戦いを続けています。

夏場にやや調子を落としたＡ’ｓをエンジェルスがついにとらえて奪首。
しかも両チームともいまだに、
ＭＬＢ30チームの、勝率1位・2位というレベルの高さ。

そして後ろから、
あの（弱い？）マリナーズがものすごい勢いで追ってきたりもしているので、
予断を許さない展開となっています。

両チームの差はわずかに1ゲーム。

週末にオークランドで3連戦を行いＡ’ｓが2勝1敗と勝ち越しましたが、
今度はこの週末にアナハイムで3連戦を行います。

エンジェルスとしては、
ここで勝ち越してグッと引き離したいところです。

投手陣の安定するＡ’ｓに対して、
打線で勝負のエンジェルス。

どうなるのでしょうか。

9月最後の3連戦まで、
優勝争いはどうなるかわからないという展開も予想されますが。。。
いずれにしても、
久しぶりにワクワクする優勝争いとなっています。


2002年以来2度目のワールドチャンピオンに向かい、
エンジェルスの疾走が止まらない展開になってほしいですね。

毎日ＭＬＢの結果やニュース映像が、
こんなに楽しみだった夏も久しぶりです。

10月のポストシーズンに向けて、
こちらも大いに盛り上がっています。


夏が終わっても、
『野球の季節』はまだまだこれからが本番です。