2014年の選抜高校野球大会。
この大会の『21世紀枠』候補9校が、
各地区ごとに発表となりました。
9校の中から『21世紀枠』をゲットするのは3校。
まさに『夢の甲子園』への扉は、
半分ひらかれました。
確率は1/3。
各校の選手や関係者は、
ドキドキの止まらない1か月になりそうですね。
選考は来年1月24日に予定されています。
【21世紀枠各地区推薦校】
▽北海道 天塩
▽東北 角館(秋田)
▽関東・東京 小山台(東京)
▽北信越 長野西(長野)
▽東海 伊勢(三重)
▽近畿 海南(和歌山)
▽中国 大東(島根)
▽四国 坂出(香川)
▽九州 大島(鹿児島)
この9校から、
まず東日本(東海まで)、西日本(近畿から)より各1校ずつ選出し、
残り1校を選出されなかった7校の中から選びます。
今年の推薦校の中で、
注目を集めているのは、
まずは東京の小山台高校でしょう。
選ばれれば、
都立校としては初めての21世紀枠となります。
都立の中でも上位の学力を誇る進学校ですが、
スポーツをはじめとする部活動も盛んで、
学校としてのまとまりも素晴らしいという印象ですね。
21世紀枠が創設されて以来、
なぜか東京都の学校は選ばれることはありませんでした。
そして関東・東京でも、
08年の安房高校(千葉)以来選出がありません。
もちろん実力でも、
秋季大会では堀越、早実、日大豊山と甲子園出場組を次々に撃破したことから、
『甲子園に出しても恥ずかしくない』力は備えているとみていいでしょう。
今年は地域的なバランスからも、
そして話題性からも、
小山台が最も選出に近い位置にいるのではと、
勝手に想像したりしています。
東日本ではもう一つ、
角館(東北・秋田)が”ぜひ見てみたい”チームですね。
もし出場がなれば、
雪深い中からやってくる好チームに、
声援を送らないわけにはいきません。
天塩(北海道)は20人の部員で頑張っていると思いますが、
昨年の遠軽、一昨年の女満別と、
全く同じような選考基準で代表校が選ばれているので、
今年は厳しいような気もしますが、
どうなるでしょうね。
西日本では、
懐かしい校名を見つけました。
和歌山海南です。
戦前には和歌山の野球界の中心として和歌山中や海草中と覇権を争い、
選抜には14回の出場経験があります。
しかし最後に甲子園の土を踏んだのがおよそ50年前の1964年。
東京オリンピックの年ですね。
その懐かしい顔がまた、
甲子園に戻ってくるかもしれません。
(実際の記録としては、合併した大成高校の記録も引き継ぐため27年ぶりになるようですね。そういえばこの大成高校も、わずか部員10人でのセンバツ出場として、大会の話題をさらったチームでした。)
今年のチームは、
実力は折り紙つき。
エースの岡本投手は、
出場できれば大会の好投手の一人に数えられる実力の持ち主です。
西日本は、
坂出(四国)、大東(島根)、大島(鹿児島)など、
実績のある学校が並びましたので、
どういった選考になるのか、
予断を許しません。
さてどこが選ばれるのか。
ワタシは常々、
【選抜高校野球】というのは、
『招待大会』にして、
すべての代表校を選び、
選手権大会である【夏の甲子園】との色分けをはっきりとした方がいいのではないかと思っています。
すべての高校球児は『夏の選手権大会』を目指しているわけですから、
選抜は【招待】というのをもっと明確に打ち出せばいいのになあ・・・・・
というのが私見です。
ということで、
この21世紀枠については、
「うらみっこなし」
の選考でいいのではないかと思いますね。
招待されたチームが、
『良かったなあ』
でいいのではないですか。
ということで、
どこが選ばれても『ビックリもしない』し、
『申したいモノもない』のがワタシのこの制度に対する基準です。
心静かに、
選考日を待ちたい心境ですね。
9校の皆さんには、
吉報が訪れると、
いいですね。
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