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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第86回選抜高校野球大会 開幕!  小山台高校の戦い

2014年03月21日 | 高校野球

≪第86回選抜高校野球大会≫

【第1日】

第1試合  神村学園  6-1  岩国
第2試合  福知山成美 6-2 山梨学院大附
第3試合  履正社  11-0  小山台


第86回目の春が、
華やかに開幕しました。

祝日での開幕とあって、
開会式からたくさんの観客が詰めかけ、
華やかな開幕日となりました。


広島新庄の中林主将の選手宣誓。
『高校野球をまた観に来たいと思われるような試合を・・・・』
というフレーズ、
心にしみました。

いい宣誓でしたね。

*”旗”を返還しに来た浦学・小島クンと済美・安楽クンの元気な姿も見られて、良かったです。夏にこの大甲子園で投げ合う姿、心待ちにしています。



そして始まった86回目の春。
初日の注目は、
何と言っても第3試合。

東京では話題を独占中の小山台高校が、
『都立初のセンバツ』で、
『都立初の甲子園勝利』を目指しました。


結果は。。。。。。



よくやった!

ということも言えますが、
正直、
現実を見せつけられて、
しばらくは顔を上げられなかったというのが本音です。

やはり大阪NO1の実力を持ち、
今大会でも候補の一角に名を連ねる、
4年連続出場の履正社の力というか、
野球力というか、
そんなものを見せつけられたような気がします。

誤解を恐れず言えば、
『すべてが大きく違った』
としか言えない戦いでした。

≪東京屈指の剛腕≫
小山台のエース・伊藤投手は、
噂にたがわぬ素晴らしい球を投げ続けていました。

5点を取られた2回、
『東京大会ではたぶん主審の手が挙がっていただろう』という、
フルカウントからの微妙な外角いっぱいのストレートが惜しくも外れての四球が2つあり(一つは押し出し)、
そこからピンチが拡大し、最後に『ポールに直撃する』満塁弾をくらったという不運(?)がありました。
(う~、あの満塁ホームラン、あと20センチ外だったらな~。ファールだったのに)


『それも実力だ』
と言えばそうなのですが、
何枚も上だと思われるチームを相手にした場合、
そんなところに『ツキ』がないと、
接戦の勝負には持ち込めません。

そして【接戦の勝負】に持ち込めれば、
野球というのは往々にして、
『劣勢を予想されたのに善戦している』チームにより勢いを与えるということがあるのです。

そして、
『大番狂わせ』
が起こることが多いのです。

そんな試合に『なったらいいなあ。。。。』と思いつつ、
頭の半分では、
『序盤である程度の接戦に持ち込めないと、一方的な展開になる可能性が高い』
ということも、
頭をよぎっていました。


実はワタシ、
この試合を家族と観ながら、
小山台が1回にエラーで初出塁した時に、
『え~あれはエラーじゃなくて、ヒットに判定してほしいなあ。。。。早く1本ヒットを打たないと、この後ヒットが打てないと、ノーヒットノーランがが頭にちらついて、追い込められる展開になるぞ~』
なんて話をしていました。
(結局9回まで、このランナーのみしか出なかったのですが。)

そして回を追うごとに、
その【恐れ】は現実となっていきました。

それだけに、
9回に初安打となる内野安打が出たときは、
心底ほっとしました。

『よかった~』
と思いましたが、
まあそんなことに気持ちが行くってことは、
やっぱりこの試合、
≪勝ち目はなかった≫
ということを如実に表していたということですね。


伊藤投手vs履正社打線
については、
互角以上に戦ってくれたと思います。

ちょっとしたツキが伊藤投手にあって、
序盤を0点に抑えられていたら、
終盤まで勝負になったのではと、
11点取られた今でも思っています。

しかし残念ながら、
履正社・溝田投手vs小山台打線
の勝負は、
明らかな実力差がありましたね。

たぶんあのキレのある球は、
小山台の選手たちにとっては、
経験したことのないキレのある球だったのではないかと思っています。

小山台の今年のチームのこれまでの対戦相手を見ても、
これほどの投手との対戦はありません。

『未知の投手』
との対戦は、
度肝を抜かれることばかりだったと思いますが、
それでも各選手が三振を恐れずに振りに行ったということは、
評価されるところですね。


小山台高校にとっては、
実にほろ苦い【晴れ舞台】だったと思いますが、
『普通の進学校』である小山台が、
数々の困難にもめげずにここまでたどり着き、
ここで【試合をした】という事実、
小山台高校の歴史に燦然と輝く《金字塔》となったことでしょう。


アルプスを黄色に埋め尽くした現役生徒をはじめ、
数々のOBたちが、
この夢舞台を存分に堪能したことでしょう。


ワタシは本音を言うと、
この高校が今後『甲子園を毎回争う東京の強豪チームになる』とは思えず、
今回の甲子園は【歴史の1ページを飾る一生に一度の晴れ舞台】だったのではないかと思います。

しかし頭の片隅には、
今後また予選を勝ち抜いて甲子園をつかみ取って、
『どうだ!!!』
と驚かせてくれないか、
なんて言う思いもあります。


『夢の続き』
を見せてくれることを期待して。。。。。
小山台高校、お疲れ様でした。


*伊藤投手には、大学野球の世界で、神宮球場で、さらにいっそう成長した姿を見せてもらいたいと思ったりもしています。


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1 コメント

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小山台高校 (K・K)
2014-03-22 22:54:35
小山台の応援を見て思いました。
勝っているときは、
意気揚々と応援できても、
負けているときは、
しゅんとしてしまったりしますよね。
でも、今日の小山台は反対で、
劣勢のときほど、
大きな声が出ていたと思います。
応援とは、こういうものなんですね。
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