野球、野球で明け暮れていたら、
大相撲が終盤戦を迎えていました。
朝青龍の引退で注目された場所ですが、
白鵬と把瑠都が盛り上げてくれて、
なかなかの場所となっています。
昨日はその両者が直接対決。
凄まじい火花を散らす戦いで、
館内は大いに盛り上がったようです。
それにしても、
白鵬の姿に、
横綱の風格・品格というものを感じました。
全勝対決でも、
「オレのレベルに追いつくには、まだまだ早いぜ」
といわんばかりの取り口。
若手の挑戦をどっしりと受けて立つ、
横綱の風格を感じました。
一方の把瑠都は、
ここまでの好調さを出そうと懸命に頑張りましたが、
やはり力が及びませんでした。
白鵬は、
今場所一段と強くなったと感じます。
去年も強かったのですが、
今場所は取り口が安定している、という以上に、
【オレは横綱だ】
というオーラが全身から出ていて、
他の力士を寄せ付けない風格を身にまとった感じがします。
完全に一皮向けた感じがあります。
これからどんどん、
大横綱への道を歩んでいく予感のする、
充実ぶりです。
把瑠都は今日からの取組が大事になってきます。
ここでガタガタっと崩れなければ、
大関の切符が取れる可能性は大。
曙や武蔵丸のような、
スケールの大きい取り口が特徴ですが、
その歩みも上の二人の横綱と似ていますね。
いまある”脆さ”を払拭したときこそ、
念願の”綱”を巻くときですよ。
そのチャンスは、
目の前まで迫ってきています。
これから数年は、
円の中心に白鵬をどっかりと据えて、
その周りを日馬富士や把瑠都らが取り囲むという構図で展開していくでしょう。
日本人力士としては、
今場所新入幕の隠岐の海に期待しています。
期待の大きかった稀勢の里は、
このあたりで殻を破れないと、
お決まりの”万年大関候補”で終わりそうな気配。
スケールの大きな力士の登場を、
心待ちにしています。
いずれにしてもあと4日。
白鵬の優位は動かないと思いますが、
せめて千秋楽までは、
優勝の行方がわからない、
ということにして欲しいなあ。
*それから大ファンの魁皇、6勝5敗です。
これから上位との取組を残しますので、今日は絶対に落とせない一番ですね。
毎場所これじゃあ、心臓がいくつあっても足りないよ。
すっきり勝ち越してくれ~。