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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

MLBアーカイブ  トルネード野茂引退

2008年06月03日 | メジャーリーグ
今朝早々、
悲しいニュースが飛び込んできました。

 

「野茂引退」

 
そう、メジャー日本人選手の先駆者であり、
熱狂的なNOMOマニアを生んだ剛球投手、
野茂英雄が引退を決意したというのです。

 

わたしは、
NOMOマニアの一人。
熱狂的な野茂ファンでした。

近い将来、
いつかこの日がやってくるとは思っていましたが、
ついにやってきてしまいました。

感慨深く、
今日発売のスポーツ紙に目を通しています。

 
わたしが野茂を知ったのは、
社会人野球・都市対抗のとき。

 

東京ドームで試合を観戦しながらガイドブックを読み、
「へ~こんなすごい、変わった投手がいるんだ」
と思ったことです。
(目の前の試合では、潮崎(元西武)投手が投げていました)

その後近鉄に入団、
西武ファンとしては強力なライバルでしたが、
痛快なその投球、
清原との息詰まる対戦など、
ワクワクさせてくれる投手の一人でした。

程なく渡米したワタシから遅れること3年、
95年に野茂はNOMOとしてメジャーデビューを果たしました。
LAドジャーズで。

ドジャーズはワタシの地元チーム、
NOMOの登板日にあわせて、
せっせとチケットを買って球場に通いました。

わたしの本当のお気に入りはエンジェルスでしたが、
NOMOの登板のときは別。

何度も何度もその投球で熱狂させてくれました。
初勝利も、初優勝も・・・・・
しっかりとこの目で見てきました。

そのNOMOも私が帰国した後は、
不遇のときを長く過ごしてきたようです。

晩年は、思い通りにならない球に、
イラつくこともあったでしょう。
でも彼はその思いをグッと飲み込んで、
マウンドでは淡々と、黙々と、
ただひたすらストイックに投げ込んでいたと思います。

その姿にこそ、
彼のプロ魂を感じることが出来ました。

 
マイナーから始まって独立リーグ、
中南米リーグなど、
投げるところならどこでも行って投げ続けた≪孤高の戦士≫でした。
でも、
最後まで決して
日本球界への復帰
を口にしなかったところに、
彼の意地と、日本球界の危うさを感じ取ることも出来ました。

 

さあ野茂よ。
第2の人生では、
どんな野球人生を見せてくれるんだい。

 
楽しみに待っているよ。
俺にとって、長嶋と並ぶスーパーヒーローよ!
 
*昨日もショックなニュースがありました。
 取手二高のエースで甲子園優勝投手・石田文樹氏がまだ41歳という若さで他界したことです。
 その当時PL嫌いだったワタシは、彼の好投でKKのいるPLを取手二が倒したことにいたく感激したものでした。
 そのときの思いは、まだ鮮明に私の心に残っています。
 その後は大学中退、プロで大成できずとやや不遇な面も多かったように思います。
 しかし、胸のすくようなあの速球、
 PLとの決勝で土壇場で同点にされた後、
 一度ライトに下がって、その後再度登板したときの笑顔、
 そしてkkを迎えたときの気迫の内角攻め、
 すべて昨日のように思い起こされます。

 

 一緒の時代を生きた仲間がこの世を去ってしまう。
 こんなにも寂しいことなんですね。
 今年は広島商の伝説のエース・佃氏も亡くなり、
 悲しい出来事が続きます。


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