昨日は、初七日でした。
たんたんとのお別れに
お悔みや励ましのコメントをいただき、
たんたん共々、感謝の気持ちでいっぱいです。
お返事が大変遅くなりましたが、
本当にありがとうございました。
美しいたんたんは、
記憶の中そのままにとも思いましたが、
ほぼ20年という長い歳月を共に過ごし、
やはり猫生のしめくくりとして、
そして、私の日記として残しておきたく、
たんたんが最後の4月を
どう過ごしたのかをお伝えさせてください。
少し長文になりますので、
もし、お気がすすまない場合は、
スルーしていただければと思います。
今はみんみんと一緒です。
猫嫌いのたんたんでしたが、
みんみんだけにはすり寄って行ってたので、
大好きだったんでしょうね。
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たんたんの最盛期の体重は5.4kg、
晩年は3.6kgを2年ほどキープしていました。
今年の2月中旬頃から
突然体重が少しずつ減り始めました。
体に何か異変が起きたのだと思います。
それでも日常的に嘔吐がある中、
しっかりご飯も食べていましたが、
3月末にぱったり食べなくなりました。
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病院に連れて行き、処方された胃薬で
数日はご飯を食べるようになりましたが、
またちゅーるしか食べなくなったので、
今まだ体力があるうちにと、4月の初旬から、
高カロリー食「キドナ」の強制給餌を始めました。
このロールケーキハウスは、
強制給餌からの避難場所だったね(笑)
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かなり嫌がる中の強制給餌で、
私自身、毎回心が折れそうでした。
でも、食べることは生きること。
給餌で元気が出ると、
和室からお外を眺めたり、
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ベランダで日向ぼっこして闊歩したり、
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最後の一週間もこんな様子で、
ご機嫌に過ごしていました。
28日朝、ちゅーるを少し食べて、
それが自発的に食べた最後のご飯になりました。
この日のお昼の強制給餌は、
お口に入れた半分ほどしか飲み込めないようで、
食べさせても元気になる感じがなく、
給餌後にへたり込むようになりました。
この時、体重2.6kg。
たんたんに、何度も何度も繰り返し
「たんはどうしたいの?」って聞きました。
それまでにも、何度も何度も聞いてきました。
強制給餌を止めるタイミングは、
本当に勇気が要るものですね。
夜8時の強制給餌を最後に、
たんたんの辛そうな様子が増したので、
以降強制給餌をやめました。
28日夜中、ケーキハウスのたんたん ↓
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「十分がんばったから
ママ、もうご飯はいいでしょ!?」
ってお顔に見えます。
29日昼。
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29日夜。
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30日、朝9時。
自分で寝返りができないので、
寝返りをさせるタイミングで抱き上げて、
一緒にベランダに出て風の香りを楽しんで、
家の中の全部の部屋を見て回りました。
30日、11時半頃。
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たぶん、もう瞳には何も映っていない。
でも、何かを? ママのことを?
ずっと見つめていたいと思ってたの?
瞳をまっすぐ見据えたまま、
たんたんの命の灯が
ゆっくりゆっくり消えていきました。
最後の瞬間に
小さく手脚をのび~んとしたのが
とってもかわいかったよ。
毛並もふわふわまっ白で
こんなに美しいのに
まだ長生きできたのではないかと
そんな気持ちになりました。
でももし、強制給餌を続けたとしても、
辛い時間を長引かせるだけだったかもしれない。
たんたんにとっての一番は、
私にしかわからないことだったと思いたい。
いや、私に限らず、
ずっとわが子を一番見つめてきたから
わかってあげられることだと信じたい。
↓ ↓ ↓
たんの最後のお顔です。
たん姉ちゃん、お昼寝してるでちか?
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ふぃちゃん、
もう怒られないから、たんに挨拶してね。
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お花を買ってきました。
たんは「ベルばら」のオスカルだから、
やっぱりゴージャスじゃないとね。
なので、胡蝶蘭とカサブランカと薔薇。
たんたん、なんて美しいんだろ。
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でもね、ん~、
何かが足りないね。。。
あ!
そうだ、お帽子だ!
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翌5月1日、午前11時。
たんたん、お空に帰って行きました。
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少し風が強い日だったから、
みんみんがいる所まで
きっとひとっ跳びだったね。
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藤の花咲く五月晴れの日。
たんたん、忘れないよ。
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これからは、
どこに行くにもいつも一緒。
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強くて、
美しくて、
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おしゃべりで、
甘えん坊。
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お帽子を脱いで、
また会う日まで。
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たんたん、
20年間楽しかったよ。
我が家に来てくれてありがとね。