猫猫--maomao

ふぃふぃ(菲菲)&りゅりゅ(緑緑)&ぼんぼん(凡凡)
☆みんみん(明明)とたんたん(蛋蛋)は、お空にお引越し。

たんたんの最後の4月

2017-05-08 00:00:07 | たんたん


昨日は、初七日でした。


たんたんとのお別れに

お悔みや励ましのコメントをいただき、

たんたん共々、感謝の気持ちでいっぱいです。

お返事が大変遅くなりましたが、

本当にありがとうございました。


美しいたんたんは、

記憶の中そのままにとも思いましたが、

ほぼ20年という長い歳月を共に過ごし、

やはり猫生のしめくくりとして、

そして、私の日記として残しておきたく、

たんたんが最後の4月を

どう過ごしたのかをお伝えさせてください。

少し長文になりますので、

もし、お気がすすまない場合は、

スルーしていただければと思います。



今はみんみんと一緒です。

猫嫌いのたんたんでしたが、

みんみんだけにはすり寄って行ってたので、

大好きだったんでしょうね。





たんたんの最盛期の体重は5.4kg、

晩年は3.6kgを2年ほどキープしていました。

今年の2月中旬頃から

突然体重が少しずつ減り始めました。

体に何か異変が起きたのだと思います。

それでも日常的に嘔吐がある中、

しっかりご飯も食べていましたが、

3月末にぱったり食べなくなりました。





病院に連れて行き、処方された胃薬で

数日はご飯を食べるようになりましたが、

またちゅーるしか食べなくなったので、

今まだ体力があるうちにと、4月の初旬から、

高カロリー食「キドナ」の強制給餌を始めました。


このロールケーキハウスは、

強制給餌からの避難場所だったね(笑)




かなり嫌がる中の強制給餌で、

私自身、毎回心が折れそうでした。


でも、食べることは生きること。

給餌で元気が出ると、

和室からお外を眺めたり、




ベランダで日向ぼっこして闊歩したり、



最後の一週間もこんな様子で、

ご機嫌に過ごしていました。


28日朝、ちゅーるを少し食べて、

それが自発的に食べた最後のご飯になりました。

この日のお昼の強制給餌は、

お口に入れた半分ほどしか飲み込めないようで、

食べさせても元気になる感じがなく、

給餌後にへたり込むようになりました。

この時、体重2.6kg。


たんたんに、何度も何度も繰り返し

「たんはどうしたいの?」って聞きました。

それまでにも、何度も何度も聞いてきました。

強制給餌を止めるタイミングは、

本当に勇気が要るものですね。


夜8時の強制給餌を最後に、

たんたんの辛そうな様子が増したので、

以降強制給餌をやめました。


28日夜中、ケーキハウスのたんたん ↓



「十分がんばったから

ママ、もうご飯はいいでしょ!?」

ってお顔に見えます。



29日昼。





29日夜。





30日、朝9時。

自分で寝返りができないので、

寝返りをさせるタイミングで抱き上げて、

一緒にベランダに出て風の香りを楽しんで、

家の中の全部の部屋を見て回りました。



30日、11時半頃。




たぶん、もう瞳には何も映っていない。

でも、何かを? ママのことを?

ずっと見つめていたいと思ってたの?

瞳をまっすぐ見据えたまま、

たんたんの命の灯が

ゆっくりゆっくり消えていきました。

最後の瞬間に

小さく手脚をのび~んとしたのが

とってもかわいかったよ。


毛並もふわふわまっ白で

こんなに美しいのに

まだ長生きできたのではないかと

そんな気持ちになりました。

でももし、強制給餌を続けたとしても、

辛い時間を長引かせるだけだったかもしれない。


たんたんにとっての一番は、

私にしかわからないことだったと思いたい。

いや、私に限らず、

ずっとわが子を一番見つめてきたから

わかってあげられることだと信じたい。






↓ ↓ ↓

たんの最後のお顔です。





たん姉ちゃん、お昼寝してるでちか?




ふぃちゃん、

もう怒られないから、たんに挨拶してね。





お花を買ってきました。

たんは「ベルばら」のオスカルだから、

やっぱりゴージャスじゃないとね。

なので、胡蝶蘭とカサブランカと薔薇。


たんたん、なんて美しいんだろ。









でもね、ん~、

何かが足りないね。。。



あ!

そうだ、お帽子だ!





翌5月1日、午前11時。

たんたん、お空に帰って行きました。





少し風が強い日だったから、

みんみんがいる所まで

きっとひとっ跳びだったね。





藤の花咲く五月晴れの日。

たんたん、忘れないよ。




これからは、

どこに行くにもいつも一緒。






強くて、

美しくて、




おしゃべりで、

甘えん坊。




お帽子を脱いで、

また会う日まで。



たんたん、

20年間楽しかったよ。

我が家に来てくれてありがとね。