時には目食耳視も悪くない。

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気ままにya-ku-so!:A Secret Sorrow.(26)

2021年07月04日 | 語学学習
☆本記事はブログ主が好きな海外文学作品をその時の気分で自由気ままに翻訳するものです。
 ブログ主は翻訳トーシロなので、誤字脱字・意訳・誤訳・スペルミスが多発する恐れがあります。
 転載やコピペはオススメしません(笑)

☆テキスト出典 A Secret Sorrow.(1981)Karen van der Zee/Chapter1より


She looked at him coldly.
(彼女は冷めた目で彼を見た。)

❛I'll take my time making up my mind.
(「あててみせましょうか。)

Fortunately for you my first impression have sometimes been wrong ― in a few isolated cases.❜
(幸いなことに、私の直感は時々はずれることがあるの。ごくたまにね。」)

He whistled between his teeth in mock admiration.
(彼はわざと感心したように、歯の隙間を鳴らして、歯笛を吹いた。)

❛Calm, quiet Chuck got himself a real fiery sister,❜ he said softly.
(「まあ、待ちなよ。物静かなチャックにしては激情型の妹だな。」彼は独り言のように言い、)

He moved his left hand on to his thigh and Faye's eyes caught the bandage around wrist, stark white against the deep tan of his skin.
(左手を太ももに置いた。フェイの目はその手首に巻かれた包帯にとまった。それは、彼のよく焼けた肌と対照的に余計、白く見えている。)

❛Did you do that skiing?❜ she asked, motioning towards the bandaged wrist.
(「それは、スキーでやっちゃったの?」と、彼女は手首の包帯にすり寄りながら聞いた。)

❛Or did somebody trip over you while you were asleep on the beach?❜
(「それとも、ビーチに寝そべっている時に、あなたの上にいた誰かさんの仕業かしら?」)

The contempt in her voice was intentional, but as she heard her own tone she wondered what had got into her to talk like that to a stranger.
(わざと軽蔑を込めた言い方をしたが、そんな自分の声を聞きながら、どうして自分が知らない人にこんなふうな話し方をしているのか、フェイは不思議な気分になった。)


【一言メモ】とても訳しにくい「softly」。「そっと」とか「やんわりと」とか、場合によっては「ささやくように」なんて。強い口調ではないというニュアンスなんだろうけど、文学的な日本語にするのは難しい。あと、原文ではやたらと主語が出てくるので、くどくならないように日本語では省略。




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