営業出身だから

先日、お客様に差し上げるため
ある業者に「団扇」を作成を依頼した。
勿論「ぶーふーうー」とは書いて無い。

以前は毎年作っていたのだけれど、
お客様に当社の団扇が行き届いてしまい、
ここ数年発注を停止していたのだが、
お客様からの要望も増えてきたので、
今年再びその作成を依頼したのだ。

裏面には社名が入るが、表面は
若い社員に絵柄を選定してもらった。
選んできたのが「祭り」と「花火」。
まぁ思いっきり夏らしくて良いんじゃない。

そして昨日納品され開封してみたらば
「祭り」と「子猫」の絵柄。
花火が子猫に化けてしまったのであった。

こういうミスは、当然好ましくない。
勿論先方にこの事を伝えると平身低頭
大変申し訳ない！作り直します！！

で、私、

もぉいいよ。間違えはいけないけど、
こんな大量のものを作り直すのは勿体無い。
正解があってないようなものだし、
選定した社員さえ良いといえばそれで良し。
その代わり以後はダメね。と業者に伝えた。

私が甘いのかどうかは別として、
営業出身の私としてみれば、業者の気持ちが
何故か痛いほどわかってしまうのだよ。

勿論お客様に渡る商品の仕入れにおいては
こんな甘えは有りませんので誤解なきよう。
ただね、こんな判断一つで、環境にも優しく、
その業者の担当者がほっとするならば、
少しばかり寛容になるのも良いことだと思う。





・・・・・子猫の団扇、いります？