６回目の忘年会

昨日、ご同業の社長さんたちと忘年会があった。
全員私より年長者。話題も必然的に年配モード(私が言うのもなんだが)
その中にお１人、今年社長を勇退され、会長に就任された方のお話。

やや酒が回ってきた頃に、その人が熱弁を払いだした。
「今時の四十代は全くなっとらん！」
四十代といえば私たちではないか。何がなっとらん？？
「俺が四十の頃は、がむしゃらに働いたものだ！今のやつらはそうでない！」
迎えに座った方が「そうですね。その通り」と相槌を打つもんだから
「でしょー！まったくダメだ。どうしてああなるのか俺には分からん」

気分が悪い私。誰の事を指して言っているかは分かっている。
その方の会社の社長さん。そう、この人と交代した人。
「大体何を考えとるのかが分からん！パフォーマンスが多すぎ」
何があったかは知らないが、自分の会社の人のこと、
そう悪く言うものではないのではないか。
私はその社長さんとは仲がいいのだし。

尚且つその社長と会長は血縁。叔父と甥の間柄。
だったら尚更そんなことを外に向って言うものではないと思うが。
「俺はがむしゃらに動いたのに、彼は動かない！」
がむしゃらがお好きなようだが、動けばよいというものでもないと思うが。。

だいたいこういうセリフをはく人に、偉い人は少ない。
要するに「近頃の若いやつらは！！」というやつ。
私は徹底的にそういう考えの人を嫌う。
結局、おいしいはずの料理もお酒も、その人の独演会の如くの
つまらない話題で、後味の悪いものとなってしまった。

業界問わず世の中の中小零細企業には
こういった血縁、要するに同族会社が山ほど有る。
身近なご同業では、兄弟決別して、裁判を起こしている会社まで有る。
当社も同族会社の一つ。これからは更にベクトルを一つにして、
企業繁栄に邁進しなくてはならないと、改めて思わされた忘年会であった。