雲が多い日でしたが、今日も暖かい一日でした。
自然観察会に参加してきました。場所はある神社の裏山です。
今日は小正月だからでしょうか、神社には人が大勢いらっしゃいました。
さて、観察会ですが、今日は「葉っぱ」について教えていただきました。
葉の付き方は木によって違いがあります。形もいろいろあります。また、同じ木の葉でも形が違うのものがあります。
葉の表と裏も見てみました。
例えば、椎の葉については、つき方は互生であり、葉柄は短く葉先はとがっていて表は艶があるが裏は艶がない。という具合です。
木には目科属名がついていますね。榊は、ツバキ目ツバキ科サカキ属となっていますが、なるほどと思うことが葉からもわかる気がします。
普段里山の木々や葉を何気なく見ていますが、それぞれの個性があるのだと改めて思いました。
ここの裏山にはウバメガシの群落がありました。
ウバメガシは幹の色が黒くて、非常に硬いです。硬い炭の備長炭のもとになる木ですね。また、屋台の車輪の軸にもするくらい硬いのだそうです。このウバメガシは山奥にはなく、海岸や砂丘の近くにある木なのだそうです。つまり、ここは昔、海岸に近かったということですね。足元の落ち葉を除けてみると砂が出てきました。
木からその土地の歴史までわかってしまうのですね。
また、人の手が入らない山は、太陽の光が入らなくなり、植物や昆虫などの種類が少なくなり、その山の多様性がなくなってしまうということもわかりました。
今日の観察会も皆様との会話も楽しく実りのあるものでした。