快晴のお天気に恵まれて静岡県掛川市の粟ヶ岳(532m)に登ってきました。
この倉真温泉登山口ルートは初めてです。
登り口には「こんにゃく亭」というお店があり、そこの敷地内にフジバカマをたくさん育てていて、アサギマダラが15羽くらい飛来していました。
こんなにたくさんのアサギマダラを見たのは初めてです。
この季節の植物を皆さんで観察しながら登りました。
頂上からは、駿河湾が一望できました。
残念ながら、富士山は雲に隠れてしまっていて見えませんでした。でも、伊豆半島や初島なども見ることができて疲れながらも登ってきた甲斐がありました。
さて、観察会ですが、
先生の講義を聴きながら、植物の不思議さに感心しながらも徐々に疲れてきた体を休めます。日頃の運動不足が・・・。
さらに登っていくと・・。
根が赤いからアカネという名前がついた草も教えてもらいました。
そして、小さなイチョウの木がまとまって生えているところを見つけました。
なぜここにこんなにまとまってあるのかというと、動物がここに糞をしてその中にあった種から育ったからだそうです。
キジョランもあちらこちらに見つけましたよ。
アサギマダラの幼虫がキジョランの葉をまん丸く食べるのです。
キジョランはつる性常緑草本ですが、冬も緑の葉がついています。
そして、アサギマダラの幼虫はそのまま越冬するのです。
私の知らない不思議な世界が身近にたくさんあるのですね。
我が里山でも「不思議」を見つけてみたいと思いました。