2016年も松の内が過ぎました。
銀行東EV前のショウウィンドーに生けて頂いた「若松」が「おもと」に変りました。
「松の内も過ぎたので、おもとにかえましょうか。」と言って頂き、生けて頂きました。
ものの本によると、おもと(万年青)は、常緑の多年生草本で、本州南部から中国地掛けての
暖地に分布し、本来は幅広い深緑で長楕円形の葉をつけるものであるが、葉の型変わりや
斑入りなどを選別して栽培することが古くから行われ、多くの品種があり、古典園芸植物では
重要なもののひとつである。江戸時代には、他に錦糸南天や松葉蘭なども同様に持て囃され、
一種のブームとして狂乱的な状況があったようで、その中で一部の万年青には一芽百両と言
ったとんでもない価格がついた例もあった、とあります。
葉の底に隠れるように赤い実が顔を出しているのは、なんと気持ちが魅かれることでしょう…
因みに、松の内とは、門松などお正月飾りを飾る期間で、松の内の始まりは、12月13日からで、
この日以降であればお正月飾りはいつ飾り付けても良いそうです。松の内の期間は、
全国の地域によって異なり、関東は、一般的に1月7日まで、7日の朝七草粥を食べて門松、しめ縄
を外す家庭が多いそうです。一方、関西は、1月15日までが多いのだそうです。