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文化庁の事業を利用して“風の五重奏団”の演奏を楽しむ方法【第7回】

2020-04-09 18:19:25 | 文化庁:芸術家派遣事業

~小学校・中学校・高校・特別支援学校の「やる気」がある先生方向け~
「文化庁の事業を利用して、お金をかけずに音楽室で“風の五重奏団”(プロの木管五重奏団)の演奏を楽しむ方法」

第7回:(2)どういう内容なの?~その5~
(投影のシステムについて)

今回は“風の五重奏団”が、この事業(文化庁:文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業)で
使用している投影のシステムについて、ご紹介いたします。

時々先生方から、どういうシステムなのかご質問を受けていますが、
それほど高価なものを揃える必要がある訳でもありません。

しかし、複数のハードと複数のソフトを組み合わせる以下の方法を解説したものは、
残念ながらあまり見当たらないようなので、ここでご紹介することにいたしました。

演奏、司会をしながら投影を操作するためには、今のところこの方法しかないように思います。
現在、50分のコンサートで、約80枚程度の文字や写真などを投影しており、
非常に安定して動いています。


【機材】(2020年4月9日現在)

・iPad-mini

操作をする上で片手で持つ必要があるため、iPad-miniを使用しています。
iPhoneやiPod tochでも使用可能ですが、他のことをしながら急いで操作するためには、
iPad-miniくらいの画面の大きさが使いやすいように思います。

・iPad用スタンド

amazonで数種類購入し、適宜使用しています。
ただしこれは、プログラムによって演奏中にもiPadを操作する場面があるために使っている
ものですので、必ずしも必要ないかもしれません。

・プロジェクター(EPSON EB-S05)

もちろん上記以外の機種でも使えるものと思います。
下記無線LANユニット内蔵の上位機種も存在するようです。

・エプソン プロジェクター 無線LANユニット(ELPAP10)

プロジェクターと無線LANユニットは、必ず同じ世代のもので揃える必要があります。
エプソンのプロジェクターの説明書の最後の方に、
対応する無線LANユニットの品番が書いてありますが、
無線LANユニットには詳しい説明書のようなものは付属していないようです。

・スクリーン(EPSON モバイルスクリーン ELPSC21B 80インチ)

※上記のスクリーンは2020年4月現在、入手困難です。
 学校にある児童生徒用の机一つの上に載せることができる大きさの足がついているため
 使っていますが、あまり丈夫ではありません。
 セール期間にプロジェクターのおまけについてきたような感じのものです。
 もっと良いスクリーンはたくさんあるように思います。


【ソフト・アプリ】(2020年4月9日現在)

・Open Office(Impress)

「Open Office」の中に含まれている「Impress」(無料)。
よく使われている「Office」の中に含まれている「パワーポイント」(有料)
同等のプレゼンテーション用ソフトです。
原稿作成のためにパソコンで使用します。

一般的なプレゼンテーション用ソフトである「パワーポイント」があれば、もちろん
それで問題ありません。

ただし例えば「Impress」で作った原稿を「パワーポイント」で読み込む等すると、
文字がずれたりすることが多いと思われます。

当初はWin環境で、「iCloud」に含まれている「Keynote」(無料)で原稿を作っていました。
「Keynote」も、無料で使えるプレゼンテーション用ソフトですが、
全てiCloud上で動くのでインストールの必要すらなく、便利でした。

しかし一時期動きが悪くなったため、とりあえず手元のパソコンに入っていた
「Open Office」に含まれている「Impress」で作り、そのまま問題なく動き続け現在に至っています。

・iTunes

作成した原稿をパソコンからiPad-miniに転送するためだけに、パソコンで使用します。無料。
なお、iPad-miniにある原稿を削除することもできます。

・Epson iProjection

実際に投影を操作するために、iPad-miniで使用します。無料。


【大まかな手順】(2020年4月9日現在)

1)ソフト・アプリのインストール

パソコンに「Open Office」
(一般的なプレゼンテーション用ソフトであるもちろん「パワーポイント」
があれば、それで問題ありません)と「iTunes」、
iPad-miniに「iProjection」をインストールしておきます。


2)原稿を作成

「Open Office」に含まれる「Impress」
(もちろん「パワーポイント」で問題ありません)
で原稿を作成し、PDF書類に変換しておきます。
PDF書類に変換しておくことで、投影時の文字のズレなどを防ぎます。


3)原稿をパソコンからiPad-miniに転送

パソコンとiPad-miniをケーブルで接続し、
パソコンにインストールしておいた「iTunes」を使用して原稿を転送します。
ファイルを転送するためだけに、なぜか「iTunes」を使います。

なおiPad-mini側で使うアプリは、「Epson iProjection」ですが、
転送の操作はパソコン側の「iTunes」でのみ行います。
転送が成功すると、「Epson iProjection」側にファイル名が現れます。

転送に関係する部分の位置が、「iTunes」のバージョンにより若干異なることがあり、
この部分が、慣れるまで少しややこしいです。
あれ?と思ったら、「iTunes」の画面を下にスクロールすると、
転送に関係する部分が現れることが多いように思います。

転送が終わったら、パソコンとiPad-miniを接続していたケーブルを外します。

4)プロジェクターとiPad-miniを無線で接続

ここからは、iPad-miniにインストールしておいた「Epson iProjection」で操作します。
プロジェクターに無線LANユニットを差し、iPad-miniと無線で接続します。
スクリーンにガイドが表示されますので、ここで迷うことはあまりないように思います。
最近のプロジェクターでは、スクリーンに表示されたQRコードを
iPad-miniで読み込むことでも接続できるようです。

5)投影

「Epson iProjection」で原稿を選び、投影します。
当然ですが、投影にはパソコンは必要ありません。
iPad-miniと、無線で接続されたプロジェクターにより原稿をスクリーンに投影します。
操作は直感的にできるので、きっと簡単です。

「iProjection」の特徴として、
パソコンの画面をそのまま投影している状態とは異なり、iPad-miniの画面には
前後数枚の原稿も、投影中の原稿と同時に表示されますので、
進行具合によって原稿を飛ばしたり、戻ったりすることも、
紙をめくるような感じですることができます。

いかがでしょうか?ここまでお読みくださった皆様なら、きっとご自分でできると思います。


このシステムをお使いになっている理科や物理の先生に、これまで何人かお会いして、
盛り上がったことがあります。
色々と応用がきくと思いますので、ご参考になれば幸いです。

6)必要なくなった投影用ファイルの削除方法(おまけ)

パソコンとiPad-miniをケーブルで接続し、
パソコンにインストールしておいた「iTunes」を使用して不要になった原稿を削除します。
削除の操作はパソコン側の「iTunes」でのみ行います。

不要になった原稿を選択しパソコンの「Del」キーを押します。

削除が成功すると、「Epson iProjection」側のファイル名が消えます。
削除が終わったら、パソコンとiPad-miniを接続していたケーブルを外します。

 

【投影を使うようになった経緯など】

NHK交響楽団の元首席オーボエ奏者、茂木大輔さんが企画、指揮する
「人間的楽器学」「徹底解説」「シェフのおススメ」といった
コンサートシリーズに、オーケストラのメンバーとして参加していたことがあります。

このシリーズでは、オーケストラの背後のスクリーンに
テキストや写真などを投影しながら進行するスタイルをとっていて、
毎回大変好評でした。

もちろん投影の担当者が袖にいて、コンサートに合わせて操作を行っていました。

これを木管五重奏でできないかな、でも投影をしてくれる人はいないしな、
と思っていたところに偶然見つけたのが
iPadとプロジェクターを無線でつなぐ方法でした。

投影を使い始めた2015年頃、確か名古屋大学がこのシステムを研究した結果を
web上で公開していて、最初はこれを見て試行錯誤しました。
専門用語の意味が分からず、苦労したことを覚えています。
(パンチアウト、え?、殴られるの?)

上記の通り、ソフトは供給されていたのですが、
それを組み合わせる方法を解説したサイトはなかなか見当たりませんでした。
現在は、

iProjection iPad プロジェクター

などのキーワードで検索すると、ある程度の情報がヒットするようです。
いずれにしても、それほど特別なものは使っていません。

ただし原稿は気づいたことがあればこまめに更新し、常に改善していくように
心掛けています。

次回はやっと、(2)どういう内容なの?の 最終回。
「拍手のお話」をおまけに聞いてください。

(つづく)

(この原稿は、以下の内容で「専門家プロファイル」のコラムとして投稿し、
ありのみ株式会社のブログにも、同じ内容で投稿しました。
以下のリンク先は、専門家プロファイルのコラムに統一してあります)

第1回:はじめに

第2回:(1)本当に費用がかからないの?

第3回:(2)どういう内容なの?~その1~(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて)

第4回:(2)どういう内容なの?~その2~(演奏曲目などについて)

第5回:(2)どういう内容なの?~その3~(なぜ豊富なレパートリーが準備できるのか)

第6回:(2)どういう内容なの?~その4~(「カノン」以外の共演曲について)

第7回:(2)どういう内容なの?~その5~(投影のシステムについて) 今日はここ

第8回:(2)どういう内容なの?~その6~(おまけ:拍手のお話)

第9回:(3)どういう人たちが来るの?

第10回:(4)どうやって申し込むの?~その1~「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」

第11回:(4)どうやって申し込むの?~その2~「様式2」と「様式3」

第12回:(4)どうやって申し込むの?~その3~「様式4」と「様式5」と「様式6」

第13回:(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?

第14回:(6)本当に大変なことはないの?

第15回:(7)それで、まずはどうしたらいいの?

第16回:(8)その他

第17回:あとがき

https://profile.ne.jp/pf/masaki-ogawa/

上記ページの「この専門家に相談する」からご質問、ご意見等をお寄せいただけます。

(2020年4月9日up 4月22日更新 執筆:小川正毅


文化庁の事業を利用して“風の五重奏団”の演奏を楽しむ方法【第6回】

2020-04-08 12:05:11 | 文化庁:芸術家派遣事業

~小学校・中学校・高校・特別支援学校の「やる気」がある先生方向け~
「文化庁の事業を利用して、お金をかけずに音楽室で“風の五重奏団”(プロの木管五重奏団)の演奏を楽しむ方法」

第6回:(2)どういう内容なの?~その4~
(「カノン」以外の共演曲について)

今回は“風の五重奏団”が、この事業(文化庁:文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業)で、
使用しているプログラム(既にご紹介したプログラムの例はこちら)の中から、
「カノン」以外の共演曲について、お話をいたします。


共演曲は、せっかくなのでプログラムの中で1曲、何か一緒にできることを、と考え、
2005年からずっと取り組んできたわけですが、
著作権使用料についての処理についての状況が変化してきたことを受けて、
現在は特にご希望がなければ、ハンドベルを使用した「カノン」をご提案しています。

当初は、一緒に歌いたい曲のピアノ伴奏譜をお送りいただいて、木管五重奏で演奏できるように、
小川が「フィナーレ」というソフトを使って譜面を作っていました。

先生や児童生徒がピアノで共演することもありますので、
ピアノ伴奏譜に使われていない音は一切使わずに、音域の調整と音の振り分け作業を行っています。
ちなみにこの程度の作業は「編曲」とは言わないそうです。

なので、皆さんと一緒に演奏できる曲は、他にもたくさんあり、
ご希望により校歌もかなりたくさんの譜面を作ってきました。
(小さな字でA4の紙4枚分程度の表になっています)

やはり歌が最も多いですが、中には器楽合奏やリコーダーアンサンブルなど、
かなり凝った内容で共演を行った学校もあります。

今でも、ご希望があれば譜面を書いています。

文化庁の事業においては現在、ジャスラックを通した著作権使用料の処理が行われていますが、
仕組みの問題が色々とあり、この形に落ち着くまでにかなり時間がかかっています。

実は小川もジャスラックからの依頼を受け、東京代々木上原のジャスラックまで、
この事業についての説明に行ったことがあります。
この時には、日本音楽家ユニオン(音楽家の労働組合)の仲間が、
話を取り持ってくれました。感謝。

また「公教育の授業時間に於いて著作権使用料を徴収することはありえない」という
主張もあり(学校ではよく伺う意見です)このあたりは今後も流動的な状況が続くかもしれません。

ちなみに2020年4月現在、音楽室での公演1回、1曲あたりの徴収額は約275円で、
事前に「諸雑費」として計上することが可能です。

既にご案内したプログラム例の中で、上記に当てはまるのは
「いつも何度でも」と「作品番号獣番」の2曲で、
他の曲は「P.D.」(パブリック・ドメイン)と言い、これは「無料で使えます」という意味です。


今日はあまり夢のないお話で、失礼いたしました。

次回はどちらかと言うと理科系の先生方からのご質問が多い、
公演中に使用している投影のシステムについて、ご紹介いたします。

今日よりは少し面白いと思います。

(つづく)

(この原稿は、以下の内容で「専門家プロファイル」のコラムとして投稿し、
ありのみ株式会社のブログにも、同じ内容で投稿しました。
以下のリンク先は、専門家プロファイルのコラムに統一してあります)

第1回:はじめに

第2回:(1)本当に費用がかからないの?

第3回:(2)どういう内容なの?~その1~(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて)

第4回:(2)どういう内容なの?~その2~(演奏曲目などについて)

第5回:(2)どういう内容なの?~その3~(なぜ豊富なレパートリーが準備できるのか)

第6回:(2)どういう内容なの?~その4~(「カノン」以外の共演曲について) 今日はここ

第7回:(2)どういう内容なの?~その5~(投影のシステムについて)

第8回:(2)どういう内容なの?~その6~(おまけ:拍手のお話)

第9回:(3)どういう人たちが来るの?

第10回:(4)どうやって申し込むの?~その1~「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」

第11回:(4)どうやって申し込むの?~その2~「様式2」と「様式3」

第12回:(4)どうやって申し込むの?~その3~「様式4」と「様式5」と「様式6」

第13回:(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?

第14回:(6)本当に大変なことはないの?

第15回:(7)それで、まずはどうしたらいいの?

第16回:(8)その他

第17回:あとがき

https://profile.ne.jp/pf/masaki-ogawa/

上記ページの「この専門家に相談する」からご質問、ご意見等をお寄せいただけます。

(2020年4月8日up 4月22日更新 執筆:小川正毅


文化庁の事業を利用して“風の五重奏団”の演奏を楽しむ方法【第5回】

2020-04-07 19:14:22 | 文化庁:芸術家派遣事業

~小学校・中学校・高校・特別支援学校の「やる気」がある先生方向け~
「文化庁の事業を利用して、お金をかけずに音楽室で“風の五重奏団”(プロの木管五重奏団)の演奏を楽しむ方法

第5回:(2)どういう内容なの?~その3~
(なぜ豊富なレパートリーが準備できるのか)


今回は“風の五重奏団”が、この事業(文化庁:文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業)で、
使用しているプログラムについて、
なぜ、前回ご紹介したような豊富なプログラムをご用意できるのか、というお話をいたします。
これは、これまでどういう方々のお世話になり、どんな経験を積んできたか、
というこれまでの経緯のお話になります。


“風の五重奏団”は、2005年に東京都三鷹の(公財)三鷹市スポーツと文化財団
(当時は三鷹市芸術文化振興財団)による三鷹市内の小学校での「訪問演奏」と、
三鷹市芸術文化センター・風のホールでの「ニューイヤー・ファミリーコンサート」
をきっかけに、当時よく一緒に演奏していた仲間たちにより結成されました。
(現在は「クリスマス・ファミリーコンサート」となり、継続しています)

“風の五重奏団”のプロフィールはこちらにもあります。

http://arinomi.jp/kaze5.html

実は、ホルン小川とファゴット藤田は、遠い過去に
山形交響楽団というプロのオーケストラで一緒に吹いていたことがあるのですが、
その後もいくつものオーケストラやミュージカルの現場、
そしていくつもの木管五重奏団でも、一緒に演奏してきました。
他のメンバーも、20年以上一緒に演奏してきた仲間ばかりです。

また上記二名は(一財)地域創造による「公共ホール音楽活性化事業」でも、
同じ木管五重奏団で、全国各地での経験を積んできました。

当時の木管五重奏団、トウキョウ・ウィンズのCDはこちら

http://www.jswaj.com/goods-01.html

二人ともかわいい顔(?)をして写真に写っています。

ここまでに、三鷹の財団や地域創造の方々などをはじめとする、
大変たくさんの方々にお世話になってきました。


さて、三鷹での「訪問演奏」は、最初は現在のように投影もなく、
演奏曲目についても長く手探りを続けましたが、
毎年の公演で経験を積み、その都度財団の担当者の皆さんからご意見をいただくなどして、
少しずつ面白い内容になっていったと思います。

また、毎年少しずつ異なるプログラムに挑戦し、その成果を録音してCDの形にしていきました。
三鷹市には「三鷹の森ジブリ美術館」があることもあり、
プログラムには1曲ジブリ作品を入れるようにして、録音も積極的に行いました。
(事業の受け皿として作ったありのみ株式会社は、CDをリリースするたびに少し傾きました)


木管五重奏という楽器の組み合わせは、発音機構がバラバラなため、
楽器の特性が対立している、つまり、
誰かが楽な(気持ちが良い)時に、必ず誰かが辛い(地獄の苦しみ)という宿命を負っています。

ということもあり、コンサートを数回やると解散してしまうか、活動を中止している例が大半です。
この例をこれまでいくつ経験してきたかは、敢えて数えないでおこうと思います。

しかし“風の五重奏団”は幸運にも、一定の公演の機会を毎年いただくことができ、
その結果として生き残ってきました。


そして2008年、文化庁の事業が始まりました。
当初は「学校への芸術家派遣事業」という名称だったと思います。

当時文化庁は、様々な団体(音楽の場合は、オーケストラや音楽ユニオンなど)を通じて
芸術家に登録を広く呼び掛けていて、これに応じた結果オファーをいただけたという経緯です。

やはり最初の頃は、分からないことだらけで失敗もありましたが、
公演のあとで先生方とお話しする中で話題になったことや、演奏家の意見、
自分で気づいたことなどを、少しずつ内容に反映させる作業を続けました。

特に投影を併用するようになってからは、内容を充実させることが楽になってきたように
思います。(投影のお話は次々回に!)

つまり“風の五重奏団”のコンサートは、これまでお世話になってきた
本当にたくさんの方々によって10年以上かけて蓄積された
知恵とアイディアの結晶ということができます。

利用を希望される学校は、主に口コミを通じて徐々に増えていき、
ここ数年は、使える日程のほとんどが埋まる状態になっており、
年間の公演回数は150回を超えています。

これまでの公演回数を正確に数えたことはありませんが、
少なく見積もっても1000回以上行ってきたことは確実で、
毎年文化庁事業をお使いになる学校でも、毎年異なるプログラムを
お届けできるようになっています。

内容については今も色々と考えていまして、
特に毎年ご利用を希望されている学校向けに、今年も新しい演目を追加していく予定です。

また、エキストラとして“風の五重奏団”に参加してくれた演奏家が
このノウハウを学び、自分の団体を立ち上げて活動を始める例も出てきています。
嬉しかったり、気を引き締めたりしています。


さあ、楽器の演奏に人生を賭けた者たちによる演奏を、
どうぞお楽しみください。


結局、今回も長くなりました。次回は、
「カノン」以外の共演曲について書かせていただこうと思います。

(つづく)

(この原稿は、以下の内容で「専門家プロファイル」のコラムとして投稿し、
ありのみ株式会社のブログにも、同じ内容で投稿しました。
以下のリンク先は、専門家プロファイルのコラムに統一してあります)

第1回:はじめに

第2回:(1)本当に費用がかからないの?

第3回:(2)どういう内容なの?~その1~(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて)

第4回:(2)どういう内容なの?~その2~(演奏曲目などについて)

第5回:(2)どういう内容なの?~その3~(なぜ豊富なレパートリーが準備できるのか) 今日はここ

第6回:(2)どういう内容なの?~その4~(「カノン」以外の共演曲について) 

第7回:(2)どういう内容なの?~その5~(投影のシステムについて)

第8回:(2)どういう内容なの?~その6~(おまけ:拍手のお話)

第9回:(3)どういう人たちが来るの?

第10回:(4)どうやって申し込むの?~その1~「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」

第11回:(4)どうやって申し込むの?~その2~「様式2」と「様式3」

第12回:(4)どうやって申し込むの?~その3~「様式4」と「様式5」と「様式6」

第13回:(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?

第14回:(6)本当に大変なことはないの?

第15回:(7)それで、まずはどうしたらいいの?

第16回:(8)その他・近況など

第17回:あとがき

https://profile.ne.jp/pf/masaki-ogawa/

上記ページの「この専門家に相談する」からご質問、ご意見等をお寄せいただけます。

(2020年4月7日up 4月22日更新 2022年4月28日更新 執筆:小川正毅


文化庁の事業を利用して“風の五重奏団”の演奏を楽しむ方法【第4回】

2020-04-06 13:02:55 | 文化庁:芸術家派遣事業

~小学校・中学校・高校・特別支援学校の「やる気」がある先生方向け~

「文化庁の事業を利用して、お金をかけずに音楽室で“風の五重奏団”(プロの木管五重奏団)の演奏を楽しむ方法」


第4回:(2)どういう内容なの?~その2~(演奏曲目などについて)

今回は“風の五重奏団”が、この事業(文化庁:文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業)で
使用しているプログラムの中から、
初めてこの仕組みをご利用される学校向けのプログラムの一例をご紹介します。

現在、50分の公演で約80枚の画像の投影(曲名や作曲家、楽器の写真など)を併用しています。
また楽器の紹介をするコーナーで、ピアノを使用しています。
(ピアノが会場になければ、キーボード等で代用しています)

1 ヘンデル「水上の音楽」より“アレグロ”
2 ニールセン「五重奏曲」より“第1楽章”
3 楽器のお話と演奏
  (高い音の楽器。伴奏つき)オーボエ、クラリネット、フルート
4 木村弓 映画「千と千尋の神隠し」から“いつも何度でも”
5 楽器のお話と演奏
  (低い音の楽器。伴奏つき)ファゴット、ホルン(ナチュラルホルンもご紹介します)
6 共演コーナー:モーツァルト「カノン」(小川正毅編曲)
  ※ハンドベルを人数分お持ちします

7 ベリオ「作品番号獣番」より“ねことねこ”
(アンコールあり)

以下、各曲にどんな思いを込めているか、簡単に解説させてください。

曲名にリンク先がある場合は“風の五重奏団”のCDのサンプルが少しだけ聴けるamazonのサイトに
飛ぶようにしてあります。
(環境によっては、「この曲を試聴する」が表示されないことがあるようです。
何回か同じページを読み込むと表示されることもあります。
また、amazonプライム会員の方は「今すぐ再生」というボタンが表示されるようです。
どうかご容赦ください)

“風の五重奏団”のCDは、2020年4月現在、5枚(「動物の謝肉祭」「17のヴァリエーション」
「作品番号獣番」「風の五重奏団~夏の音楽&世界の名曲メドレー」
「木管五重奏による名作アニメ・クインテット」)がリリースされていて、
アマゾン、iTunesをはじめとした多くのサイトから配信も行われています。

1 ヘンデル「水上の音楽」より“アレグロ”

まず、オープニングとして元気な短い曲を演奏しています。(曲目は毎年変えています)
学校の音楽室には、ヘンデルの肖像画があることが多く、
「ホーンパイプ」という題名で、鑑賞教材になっていることも多いです。

オープニングの曲には、ハイドンのディヴェルティメントや、
J.C.バッハ(J.S.バッハの息子)の五重奏曲なども使ってきました。
いずれも古典派の作曲家が作った元気な曲です。

「バッハ、ヘンデル、ハイドン、なんでみんなカツラをかぶっているんだろう?」
なんていうお話もしたりします。
2020年は、久しぶりにヘンデルを使う予定です。

2 ニールセン「五重奏曲」より“第1楽章”

木管五重奏のためのオリジナル曲のコーナーです。(やはり毎年変えています)
こういうものは難しいのでは?と思われがちですが、
投影も交えてテーマやリズムなどについての簡単な解説をしてから演奏すると、
ほとんどの場合、低学年の児童の皆さんも集中して楽しんでくれます。

お礼のお手紙をいただくことがあるのですが、
これまでに時々いただいてきた「ニールセンがおもしろかった」という感想には、
我々が驚いたほどです。音楽の大きな力を感じます。

ニールセン以外には、ヒンデミット「5つの管楽器のための小室内楽」(第1第4第5楽章)、
タファネル「五重奏曲」、ダマーズ「17のヴァリエーション」バーバー「夏の音楽」など、
かなり本格的な曲も使ってきました。

2020年はタファネルの「五重奏曲」の第3楽章を使う予定です。
なお、いずれも5分程度の長さに抜粋して聴いていただいています。

3 楽器のお話と演奏
  (高い音の楽器。伴奏つき)オーボエ、クラリネット、フルート

まず、どちらかというと高い音を担当している楽器です。
主に「どういう仕掛けで音が出ているか」というテーマで、
ふんだんに投影を使って楽器の仕組みをご説明したあとに、伴奏(小川がピアノを弾くことが多いです)つきで、
有名なメロディーなどを少しだけ聴いていただいています。

(例)
オーボエ:
チャイコフスキーの「白鳥の湖」(きっとどこかで聴いたことがあると思います)
クラリネット:
ポーランド民謡「クラリネットポルカ」(運動会などでよく流れているようです)
フルート:
ビゼーの組曲「アルルの女」から“メヌエット”(給食の時などによく流れているようです)

4 木村弓 映画「千と千尋の神隠し」から“いつも何度でも”

このあたりで「聴いたことがある曲」を、ということで、
ジブリ作品の中から1曲お楽しみいただいています。
他に「もののけ姫」「海の見える街」「君をのせて」など。
ジブリの曲はたくさんレコーディングしていますので、レパートリーも多いです。

5 楽器のお話と演奏
  (低い音の楽器。伴奏つき)ファゴット、ホルン(ナチュラルホルンもご紹介します)

今度はどちらかというと低い音の楽器です。ファゴットは珍しさもあるのか、人気がありますね。
管の長さの説明にはリボンを使っています。
ホルンは、ナチュラルホルン(昔の楽器。指で押す部分が全くなく、ただ管をくるくる巻いてあるだけ)も持参しています。


楽器の仕組みのご説明のあと、やはり伴奏つきで少しだけメロディーを聴いていただいています。

(例)
ファゴット:
デュカス「魔法使いの弟子」(ディズニーの映画“ファンタジア”でお馴染み)
ホルン:
音階(ナチュラルホルンで「ドレミファソラシド」。なぜかこれで拍手がおきることがあります)
モーツァルト「ホルン協奏曲」(こちらもナチュラルホルンで吹きます。音楽よりは演芸に近いか?)

※ 離島など車でお伺いするのが難しい場合は、ほぼ同じ内容を普通の楽器で頑張って演奏しています。でもちょっと残念。

6 共演コーナー:モーツァルト「カノン」(小川正毅編曲)
  ※ハンドベルを人数分お持ちします 

会場の全員にハンドベルをお配りし、
ほんの少しだけ練習して、いきなり木管五重奏と共演していただく恐怖(?)のコーナーです。

腕が合計16本あれば共演可能ですが、それでも足りなくて大人の方にも手伝っていただき、
8人未満でやったこともありますし(大盛り上がり)
2学級合同70人超えの多人数での演奏になったこともあります。
楽器はたくさんありますが、やはりおススメは1クラスずつ、32人程度で演奏する形です。

うまくできることよりも「楽しかった!」という思い出が残ることが大切と考え、
説明時の投影内容や、演奏時に見ていただく合図など、細かい配慮もしながら演奏しています。

7 リオ「作品番号獣番」より“ねことねこ”(訳詞:谷川俊太郎)

最後の曲です。この曲は演奏者全員に「セリフ」があります。
演奏の合間にしゃべります。面白い。
こんな曲は他にありません。これ以上の説明は不要かと思います。
この曲の日本語版のCDは、2020年4月現在、風の五重奏団のものしかありません)

(アンコールあり?)

クラシックのコンサートに於けるアンコールの習慣について、最後の曲を演奏する前に、
ほんのちょっとだけ説明しておきます。そして大人の方にも少しだけお手伝いいただき、
アンコールへ進行していく様子を体験していただくようにしています。
よぉし、これでどんなコンサートに行っても大丈夫。小さな自信がつくと良いですね。

ここにアンコール曲の例を書いてしまうと面白くないので、
「誰でも知っているテレビで流れている曲」ということにしておきしょう。

内容については、書きたいことがたくさんありますが、
・なぜ豊富なレパートリーをご用意できるのか
・「カノン」以外の共演曲
投影のシステム(先生方から質問をいただくことが多いです)
拍手のお話(おまけ)
について、次回以降に少しだけ書かせてください。

(つづく)

 

(この原稿は、以下の内容で「専門家プロファイル」のコラムとして投稿し、
ありのみ株式会社のブログにも、同じ内容で投稿しました。
以下のリンク先は、専門家プロファイルのコラムに統一してあります)

第1回:はじめに

第2回:(1)本当に費用がかからないの?

第3回:(2)どういう内容なの?~その1~(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて)

第4回:(2)どういう内容なの?~その2~(演奏曲目などについて) 今日はここ

第5回:(2)どういう内容なの?~その3~(なぜ豊富なレパートリーが準備できるのか) 

第6回:(2)どういう内容なの?~その4~(「カノン」以外の共演曲について) 

第7回:(2)どういう内容なの?~その5~(投影のシステムについて)

第8回:(2)どういう内容なの?~その6~(おまけ:拍手のお話)

第9回:(3)どういう人たちが来るの?

第10回:(4)どうやって申し込むの?~その1~「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」

第11回:(4)どうやって申し込むの?~その2~「様式2」と「様式3」

第12回:(4)どうやって申し込むの?~その3~「様式4」と「様式5」と「様式6」

第13回:(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?

第14回:(6)本当に大変なことはないの?

第15回:(7)それで、まずはどうしたらいいの?

第16回:(8)その他・近況など

第17回:あとがき

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上記ページの「この専門家に相談する」からご質問、ご意見等をお寄せいただけます。
(2020年4月6日up 4月8日・4月22日・4月29日・6月13日・6月16日・8月7日更新 2022年4月28日更新 執筆:小川正毅


文化庁の事業を利用して“風の五重奏団”の演奏を楽しむ方法【第3回】

2020-04-05 21:25:40 | 文化庁:芸術家派遣事業

~小学校・中学校・高校・特別支援学校の「やる気」がある先生方向け~
「文化庁の事業を利用して、お金をかけずに音楽室で“風の五重奏団”(プロの木管五重奏団)の演奏を楽しむ方法」


第3回:(2)どういう内容なの?~その1~(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて)

“風の五重奏団”は、この事業(文化庁:文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業)では、
文化庁の規定の中で5人のプロ奏者による公演を実施するために、以下のような時間設定で行っています。
(初めてこの事業を利用される、全校が18クラスの小学校の例とお考えください)


・1日目

3校時 10:30~11:40 6年1組(50分公演。会場は音楽室)
4校時 11:30~12:40 6年2組(50分公演。会場は音楽室)
5校時 13:30~14:40 6年3組(50分公演。会場は音楽室)

・2日目

3校時 10:30~11:40 5年1組(50分公演。会場は音楽室)
4校時 11:30~12:40 5年2組(50分公演。会場は音楽室)
5校時 13:30~14:40 5年3組(50分公演。会場は音楽室)

・3日目

3校時 10:30~11:40 4年1組(50分公演。会場は音楽室)
4校時 11:30~12:40 4年2組(50分公演。会場は音楽室)
5校時 13:30~14:40 4年3組(50分公演。会場は音楽室)


以下、日程や時間設定、公演回数、会場などについて、
よくいただく質問を元に書いてみました。


【時間設定】

上記の時間は例であり、調整が可能ですが、
初日は朝7時にまず小川(主指導者)←これについてはまた後日ご説明します。
が学校に入らせていただき、準備、その後リハーサルを行いますので
3校時からの開始でギリギリになります。

また、遠方から訪れる奏者がいることがほとんどですので、
原則として3日め以降も2校時から開始することは不可能とお考えいただくのがよろしいかと思います。
(奏者の主な居住地は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県とお考えください。
宿泊を伴う場合についても、ほぼ同じ状況になることが多いです)

上記とは逆に4、5、6校時での実施は可能ですが、
「6校時がない日がある」との理由で
3、4、5校時での実施を希望される学校が非常に多いので、
上記の通りご提案しています。


【1公演あたりの時間】

1回の公演は45分でなく、50分で行う必要があります。
休み時間等で少しずつ調整していただいています。
(中学校、高校では、この問題は生じませんね)


【利用できる日数、公演回数】

この事業では、同一校で3日間まで利用が可能です。
ただし、1日あたり必ず3公演行う必要があります。
(1日あたり1回、2回公演では利用できません)
従って3回、6回、または9回の公演からお選びいただくということになります。

クラスの数がうまく割り切れない場合は、
2クラス、また1.5クラスずつ実施したり、特別支援学級のみで1回とするなど、
工夫をしていただいています。
公演1回あたりの人数が少なくなることを気にされる必要はありません。
(共演コーナーなど、小人数の方が楽しいかも?!)


【会場】

木管五重奏(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)という編成は
室内楽(だいたい10人程度までの楽器の組み合わせ)ですので、
何よりも演奏を目の前で楽しんでいただきたい、ということと、
演奏の質を一定以上に保つため、体育館ではなく音楽室
(他に多目的室、会議室、ランチルームなど、ある程度の温度管理が可能な会場)
での演奏としています。

従って、音楽室に入る人数であれば1回の公演が実施できますが、
おススメはやはり「クラス毎」での公演です。(詳しくは次回!)


【対象】

一番最初にありますように、この事業は小学校、中学校、高校、特別支援学校が利用できます。
学校により「毎年〇年生と〇年生が聴けるようにしたい」「隔年で〇年生と〇年生が聴けるようにしたい」

「毎年〇年生を対象にやりたい」「数年に一度やりたい」など、ご希望は本当に様々です。
いずれにしても、最初の1回が色々と大変かと思います。どうぞ遠慮なくご相談ください。


【保護者の参加など】

規定の上では問題ありません。
ただし、通常のコンサートと同様「演奏途中での出入り」「演奏中の移動」「録音録画、写真撮影」は
ご遠慮いただいていますので、保護者の方用の椅子を会場内にご用意いただくよう、
お願いしています。
「コンサートの雰囲気を体験する」ということも、大切に考えています。

これまでの経験から、最も注意すべきは実は「取材」や「視察」においでになる方々の動きです。
これらの場合、本番前に必ず一度お会いいただき、打ち合わせをするようにしています。

【吹奏楽部】

「せっかくだから吹奏楽部を指導して欲しい」
このご希望は、多くいただいており、これまでは規定の中で一定の対応が可能でしたが、
2020(令和2)年度から「授業時間以外での利用は不可」となってしまいました。
大変ご好評をいただいていたので、とても残念に思っています。


【体育館で一度に全校で聴きたい!】

最近は、このご希望を伺うことはとても減りましたが、やはり稀に伺うご意見です。
繰り返しになりますが、
木管五重奏(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)という編成は
室内楽(だいたい10人程度までの楽器の組み合わせ)ですので、
やはり目の前で楽しんでいただきたい、と考えています。
次回以降、具体的な内容をご理解頂ければ、ご納得いただけると思います。

なお児童生徒の人数にもよりますが、もし9回で回数が足らなければ、
数年かけて全校が順番に体験することが可能で、
実際そのように利用されている学校も数多くあります。

つづく。次回はいよいよ演奏曲目について!

(この原稿は、以下の内容で「専門家プロファイル」のコラムとして投稿し、
ありのみ株式会社のブログにも、同じ内容で投稿しました。
以下のリンク先は、専門家プロファイルのコラムに統一してあります)

第1回:はじめに

第2回:(1)本当に費用がかからないの?

第3回:(2)どういう内容なの?~その1~(日程や時間設定、公演回数、会場、対象学年、保護者の参加などについて) 今日はここ

第4回:(2)どういう内容なの?~その2~(演奏曲目などについて) 

第5回:(2)どういう内容なの?~その3~(なぜ豊富なレパートリーが準備できるのか) 

第6回:(2)どういう内容なの?~その4~(「カノン」以外の共演曲について) 

第7回:(2)どういう内容なの?~その5~(投影のシステムについて)

第8回:(2)どういう内容なの?~その6~(おまけ:拍手のお話)

第9回:(3)どういう人たちが来るの?

第10回:(4)どうやって申し込むの?~その1~「対象・募集時期と実施時期・書類の提出先と提出方法」

第11回:(4)どうやって申し込むの?~その2~「様式2」と「様式3」

第12回:(4)どうやって申し込むの?~その3~「様式4」と「様式5」と「様式6」

第13回:(5)申し込んだあとはどういう手順になるの?

第14回:(6)本当に大変なことはないの?

第15回:(7)それで、まずはどうしたらいいの?

第16回:(8)その他・近況など

第17回:あとがき

https://profile.ne.jp/pf/masaki-ogawa/

上記ページの「この専門家に相談する」からご質問、ご意見等をお寄せいただけます。

(2020年4月5日up 4月17日更新 4月22日更新 2022年4月28日更新 執筆:小川正毅