約50年前、長者番付にいつも1位2位だった松下幸之助さん。時のインタビューにこんなのがあった。
[記者]「所得税率75%、税金に大半もっていかれますね。」
[幸之助翁]「所得は世間の皆様から過分にお預かりしたもの。納税して世間にお返しするのはあたりまえのことです。」
当時の実業家(虚業家ではない)からは「世間のみなさまのおかげで」「世間に還元するのは当然」という高額納税や寄附に際してのことばがよく聞かれた。本音はともかくその言たるや良し、である。
ところが翁は実は税金を払いたくなかったようである。
「政治家の使命はいかに税金を低く抑えるかだ、と松下幸之助は言っていた。」と国会で自称幸之助の愛弟子が叫んだ。みんなの党、松下政経塾元大幹部江口克彦参院議員である。
高額所得者への最高税率だけは、ここ30年の間どんどん引き下げられてきた。75%⇒70%⇒60%⇒50%⇒37%⇒40%、というふうにである。逆に年収200万円以下でも、かつて非課税の人にも税金がかかるようになってきた。金持ちには税金は低く抑えられている、政治は使命をはたしている、が、もっと税金を低くしろと松下幸之助は言っていたのだろうか。これでは守銭奴の二枚舌ではないか。もっともみんなの党の江口克彦先生がウソをついていないなら、の話だが・・。
税には『応能負担の原則』がある。これをなくして「公務員のナマクビをぶった切れ(みんなの党)」同様、「貧乏人のくらしなど踏みつぶせ」とばかりに新自由主義を満展開しようというのが松下政経塾=みんなの党ということなのか。
9月27日国会中継を聞いていたが思わずスイッチを切った。民主党を擁護する気はサラサラないが、あの質問はひどかった。論戦・批判といったレベルのしろものではなかった。聞けば毎回あんな調子らしい。あれは、みんなの党江口でなく江田という議員だった。なんで「みんなの党」や松下政経塾出身の自民・民主の連中が議席を占めるのだろう。既成政党はダメだが、個人レベルではもっといい人材、もっとマシな人材もいるのに・・・・。
[記者]「所得税率75%、税金に大半もっていかれますね。」
[幸之助翁]「所得は世間の皆様から過分にお預かりしたもの。納税して世間にお返しするのはあたりまえのことです。」
当時の実業家(虚業家ではない)からは「世間のみなさまのおかげで」「世間に還元するのは当然」という高額納税や寄附に際してのことばがよく聞かれた。本音はともかくその言たるや良し、である。
ところが翁は実は税金を払いたくなかったようである。
「政治家の使命はいかに税金を低く抑えるかだ、と松下幸之助は言っていた。」と国会で自称幸之助の愛弟子が叫んだ。みんなの党、松下政経塾元大幹部江口克彦参院議員である。
高額所得者への最高税率だけは、ここ30年の間どんどん引き下げられてきた。75%⇒70%⇒60%⇒50%⇒37%⇒40%、というふうにである。逆に年収200万円以下でも、かつて非課税の人にも税金がかかるようになってきた。金持ちには税金は低く抑えられている、政治は使命をはたしている、が、もっと税金を低くしろと松下幸之助は言っていたのだろうか。これでは守銭奴の二枚舌ではないか。もっともみんなの党の江口克彦先生がウソをついていないなら、の話だが・・。
税には『応能負担の原則』がある。これをなくして「公務員のナマクビをぶった切れ(みんなの党)」同様、「貧乏人のくらしなど踏みつぶせ」とばかりに新自由主義を満展開しようというのが松下政経塾=みんなの党ということなのか。
9月27日国会中継を聞いていたが思わずスイッチを切った。民主党を擁護する気はサラサラないが、あの質問はひどかった。論戦・批判といったレベルのしろものではなかった。聞けば毎回あんな調子らしい。あれは、みんなの党江口でなく江田という議員だった。なんで「みんなの党」や松下政経塾出身の自民・民主の連中が議席を占めるのだろう。既成政党はダメだが、個人レベルではもっといい人材、もっとマシな人材もいるのに・・・・。