本来であれば3月13日に行われるはずだった30周年ファイナル。
しかも元春の誕生日に。
震災の翌日には延期が決定したけれど、その後、新たな公演日程がなかなか発表されず、もしかしたらこのまま中止かな?それでも仕方ないな、とは思った。
それがこうして、3ヶ月後にきちんと実現したのだから、本当にありがたい。
同じ会場を2日続けて押さえるなんて、かなり至難の業だったに違いない。
出演者の日程も。
特別にアナウンスがなかったので、3月の大阪ほどにはならないだろう、とは思っていたものの、ま、多少はゲストが来るのかな?とか気楽に思っていた。
が。
すげー予想外の展開。
いつもにもましてMCがないな~と思いつつ、なんとここ数年では当たり前になっていた休憩にすら入らないまま、サハシ登場?!
どうなってんの、これ?!
そしてそのまま突っ走る!!Σ( ̄□ ̄;)
マジでノンストップ!!
今回のツアーを通して、演奏曲目は基本的に変わってはいないのだけれど、ゆったりめの曲で座ることすらない…f(^_^;
しかもやってる途中から、元春の喉の調子がめちゃめちゃ上がりだして、どんどん声が出るようになってる♪
奇跡が起きてるとしか言いようのないライブだよ!!
演奏される曲ももちろん古い曲が多いけれど、ここしばらくでは珍しいくらい「VISITORS」からの曲が多かったり、かと思えば比較的新しいところで「観覧車の夜」が入っていたり。
それが全然違和感なく繋がっていくところが、ホントに凄いと思う。
ようやくMCらしいMCが入ったのは、もう終わりの方。
しかも東北地方のファンから「今日は楽しみたい」というメールを貰った、という内容。
あぁ、これはまさに、演奏を存分に楽しんで、ということだね。
唯一の休憩はアンコールに入るときのみ。
しかもアンコールは「アンジェリーナ」1曲だけ。
デビュー曲がこれだけ大事にされて、演奏され続けるってことも、たぶん凄いことだ。
でも、今回演奏された曲の中では、やっぱ「新しい航海」が一番よかったなぁ。
震災を経たことで、大阪までのライブとは、この曲の持つ意味合いが変わってしまった。
発表された時点では、昭和天皇の崩御が曲の前提にあったけれど、今のこの世界にも一番合っている。
こうしてどんな時代にも通用するような詩の世界であることも、元春の曲がいつまでも古びない理由だ。
十代の頃から聴き続けている音楽を、こうして大人になってもまだ、懐メロとしてでなく聴けるって、凄いことだな。
欲を言えばもう1曲、個人的には「新しいシャツ」が入っていたら、完璧だったなぁ(笑)
ま、ホントにそれは、個人的な好み、ということで。
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