刻しるべ

乗馬クラブでは落ちこぼれ。でも馬が大好き。馬といるだけで幸せなMy乗馬ライフ

恒例! 夏の北海道外乗2010~川湯パーク牧場

2010-07-07 17:03:17 | 外乗
毎年、初夏の北海道で外乗するのが1年間の何よりの楽しみ
今年も7月2日~5日の日程で、根室、摩周湖、網走で馬に乗ってきた。

2日目の浜中フレンドリー牧場での外乗を満喫したあと、
次の宿泊地、摩周湖と屈斜路湖の中間にある川湯温泉に向かって出発した。

目指す川湯パーク牧場は、温泉街から少し離れたJRの駅近くにあり、   
 
民宿もかねていて、今夜はここで泊まって
翌朝、いよいよ摩周湖に向けて外乗出発だ

夕方に到着して
「こんばんは~お世話になります」と入っていくと
出てきた体格のいいおやじさん(大将)が
「もう民宿止めたんだわ、この春で」
はぁぁっあ~???
「でも、あんたらが予約してきたから、今日は泊まってもらうわ。あんたら、うちの最後の客だわ」
よかった、泊まれるんだ、びっくりするやんか!
これがホントなら、私達は、奇しくも川湯パーク牧場民宿の歴史を〆る最後の客である。

この大将、実は結構有名人で、
他所の牧場で、
もう70歳を超えているはずだけど、摩周湖までの4時間のガイドをダブルヘッターでこなすらしいとの噂を聞いた
夜、1階の雑然とした大きな部屋、ストーブの傍で
その大将から山の外乗の心得を説かれた
「山の天気はあっという間に変わる
「ガイドの言うことは聞かないと危険
「暑いと思っても防寒着は持っていけ
「山を甘く見てはいけない
さすが北海道、晩は寒くてストーブがほんわかと暖かかった。

さあ、明日は摩周湖、運が良く晴れるか?!昨日の浜中のリベンジなるか?!

翌日、目覚めると、信じられないくらいの快晴!!
6時過ぎには我慢できなくて外に飛び出し、Yちゃんと早速、馬達のいる牧場へ。
しょぼしょぼしていた目は、一歩外に出ると超高感度レンズに一変した
ここは、すごく広い牧草が豊かな放牧場と1周700mもありそうな馬場、大きな厩舎が並ぶ雄大なスケールの牧場だ。

 空は雲ひとつ無く真っ青、木々や草の緑がまぶしい。遠くの山も稜線がくっきり

餌場では20頭余りの馬達が横並びで朝飼を待っている。

う~ん、この伸びやかな空間、キラキラした空気は何なんだ、これぞ北海道、
思わず幸福感に顔がゆるむ。ムフフフ、むはっははは~

朝食は、学校の講堂のような広い建物でいただいた
奥には、なぜかガラクタが・・・失礼、古民具がたくさん置いてある
そして極め付きは、消防団から払い下げてもらったという古いトラックタイプの消防車が、がっしりと鎮座している
どうやら大将は、民宿をやめたあと、ここを博物館にしたいらしい

それと、ここの牧場にはサイロを改造した温泉があり、
外乗から帰ったあとは、風呂で汗を流すことができる。
なかなか風情があるし、泉質がナトリウム系でとっても気持ちいい
また、癒されるのだった