今年は猛暑の影響で、熊のえさとなる作物が少なく
ふもとの民家などで食べ物を物色する熊の目撃が
増えているとのことです・・・。

(踏まれた土が、しっかりと肉球の痕跡を残す。歌丸地区内、山之神神社周辺)
我が歌丸地区は
南東に眺山から続く松林が広がります。
北東にも八ヶ森など愛宕山からなる山林がひろがり
小動物の姿を間近で見ることができます。
キツネ・タヌキ・サル・ウサギ・シカ・クマなど
八ヶ森の北側で実際に熊を見かけたこともあります。

(最近、テンやハクビシンがよくカラスに追われています。)
今年は早い時期から
タヌキの姿が見られています。
道路でも車にはねられた、動物の姿を多く見かけます。
市役所などで、タヌキや野生動物の死骸除去の回数を
データ化したものがあれば、気候の統計と照らし合わせて
【熊警報】や【クマ出没指数】なども調べられると思います。
興味深いデータとして
熊の好物である、ブナの実が豊作か凶作かで
目撃や被害が変化しているそうです。
あくまでデータですが
伝えたいのは警報の質や信頼性よりも
熊が出没するんだ!という可能性を意識づける目的。
都市化した人間社会の中に、野生種との接触の危険性を!
そこに自然はあるんだという認識!
野生動物の本能を理解し愛護や給餌とは別の危険認識も必要!
『おや~熊さんですね~かわいいですね~ちょっとなでてみましょう!』
これでは、殺されます!!!!


まして、フットパスや里山などに観光をシフトしている現状を考えれば
テリトリーをもって生きている動物達の生態系に近づくわけですから。
現代は、里山という管理された人間のテリトリーが減少し
山と民家の境界線は、かなり近いと言えます。
リスを見つけたら呼びかけようとする行動が
イノシシに給餌してしまう行動の入り口。
都内でサル?
高速にシカ?
住宅地にクマ!!
ありえない!なんて、ありえないのです。

まずは今出来る、安全策をとりましょう
これ以上、被害者を出さないためにも。
《熊の被害を減らすには?特に!山が近いと思う方へ》~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇敷地内に生ゴミを処理するコンポス系があればきちんと管理。(通称:こいつかなど)
◇栗やどんぐり・クルミなどの木が敷地内にあり、一か所に収穫した場合は注意する。
◇酒粕やはちみつなど、熊の好む強い匂いのあるものを屋外に置かない。
◇犬は効果的らしいです!猫は子猫がいる場合だけ警戒するそうです。
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もしも『出会ったら?』の対処法は
死んだふりは絶対にダメということは周知の事実!
熊は視覚よりも嗅覚・聴覚が鋭いので
出会ってしまったら、熊の行動を見ながらゆっくり後ずさり
大声や泣き声には過敏に反応する、冬眠前の捕食期です。
空腹時のイライラは、刺激するのが一番よくないそうです。(よくわかります!!)
さて・・・
余談ですが・・・
最悪、熊が向かってきた場合!
まずは呼吸を整え
かがみ込まず!熊の間合いを見定め
飛びかかりながらの右フックを受け流し
ふところに入りに一本背負い!!
カギ爪に注意しながら、つかんだ前足を
外側にひねり、体重をかける。
(この時、噛まれないように注意)
前足をひねったまま体を起こし、首元に足をかけ
踏み込みながら前足を処理。(ポキッ)
牙による攻撃の際は、熊が二本足で立ち
起き上がる行動を見せた時に
こちらも大きく構え、熊が前足をつき、飛びかかる姿勢を
とった刹那に、アゴ下につま先を合わせ蹴りあげる。
もしくは、鼻めがけて!おもいきり硬い部分を切り打ちこむ。
アシタメが実際に試しました!
相手は、白クマのチョウナンです。体長150センチ
ニトリで買った抱き枕ですが・・・
なかなかのツワモノでした・・・。
※危険ですから実際はマニュアル通り、静かに後ずさり!!!!
決して戦わないでください!!!!!