下手な横好き

住宅の住み心地

雪とコハクチョウ










4. 結露から内外断熱を考える

結露はカビの原因となり、それがアレルギーや喘息などの原因となる非常に厄介な
物です。
更には白アリも引き寄せます。

内断熱工法
従来から内断熱工法の結露の問題は指摘されていました。
建築業を生業とするものなら今ではだれもが知るところですが、今でも多くの業者が結露が
起きてしかるべきの内断熱施工で新築をしています。
【気密を考えない内断熱施工】

皆様も結露で嫌な思いを経験された事と思います。
結露とは室内の湿気が壁や窓で外気からの冷気に冷やされて水となって出てくるものです。

これを防ぐには
(1)室内の水蒸気の発生を抑える。
(2)壁や窓の断熱性能を高める。
(3)気密を高める【隙間を造らない】

(1)は人の呼気や料理、燃焼系暖房機器が原因の為、限界があります。

(2)の断熱性能を高めることになります。

(3)気密シートで通気させない。
 
しかし、多くの業者が使っている繊維系断熱材は断熱能力があっても、隙間からの冷気の流入を防げない為、結露になりやすい状況を作っています。

中でも家の中の寒い部屋、特に外周に面する押入などは換気の悪さもあって、結露することが
多いです。

湿気は家中同じ湿度になろうとして、わずかな隙間でも移動します。
その結果寒い部屋があるとそこで結露するのです。

内断熱で冬の結露を防ぐのは簡単ではありませんね。

私が外断熱を採用し始めた頃【10年程前に成ります】、繊維系断熱材を用いた内断熱工法の

第一人者の室蘭大学の鎌田教授の結露を起こさせない講演を聞きましたが、

石川県では説明を受けた工法【手法】を用いた住宅会社は当時一社もいませんでした。

内断熱で結露防止するには面倒で手間がかかります。

残念ですが大半の業者は従来通りの施工でこれ位なら良いだろうとの考えが多いのでしょう。


写真を趣味に高齢者の戯言

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