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下手な横好き

上棟です。

上棟しました。
 家造りを考え始めて家族会議を開き、住宅情報誌を読み、モデル巡りとなり、
家造りの方向性が具体化し設計や住宅設備機器等が決まり
そして業者を選択し契約を交わされるのが一般的です。
 そしていよいよ家造りの現場が始まります。
地鎮祭や地盤の調査、改良工事・基礎工事となりメーンイベントが
上棟となるのでしょうか。
お施主様にとっては喜びと共に期待と一抹の不安が交錯していると思います。
上棟後は作業手順に従い完成へとまっしぐらに進んで参ります。
この間に何事もなく順調であれば「めでたし、めでたし」でお引渡しです。
この完成の喜びは上棟時とは違って格別と思います。これは業者にとっても言えます。
 さて、上棟は大きなイベントの1日ですがこれからが建築現場は本番です。
お施主様は良い家造りへの期待が一番高まる時ではないでしょうか。
私は、残念ですが、地鎮祭を除き全て工務店にお任せ状態であった為、
家造りへの気持ちの高ぶりは有りませんでした。
横着で、完成するまで一度も現場を見る事も有りませんでした。
無責任な家造りをしておきながら、その私が、家造りで構造も見ないで
家造りをするなんてどうかしていませんか?と皆様に問いかける立場になりました。
面白くないのは解りますが、それにしても構造見学会は不人気です。
 そこで、現場を見ない方にあえて言いますが、
今までの住まい造りは大量生産、短期破壊型の家造りで有りませんでしたか?
防腐・防蟻剤の被害や新建材のシックハウス症候群、アスベストの混入した部材を用い、
さらに結露はする、粗雑な工事はする、建築基準法ギリギリの家造りをする・・・・・
数えればきりが有りません。
この事実に疑問を持って頂きたいのです。
今までの家造りは全て業者任せで失敗したのでは有りませんか?
世界で類のない不健康で短命な家でなかったのですか?
だから建て替えをしなければならないのでは・・・・・と
造り手(施工業者)は常に今の工法や施工方法がベストなのか考えるのが当然です。
それと同様にユーザーの方も業者に任せるにしても、疑問を持ってチェックできる事が
大切ではないでしょうか。
後日になって「あーだ、こーだ」と言っても悔いが残るだけです。
 それにしても、GWは各所で展示会のオンパレードです。
来場者へのサービス、さらに成約者には企画キャンペーンなどと
ちっぽけなサービスが付いてきます。
こんな事に惑わされては落とし穴(あり地獄)にはまります。
「家を造って家庭を壊す」結果になる恐れが有ります。
落とし穴にはまる事を防ぐ為にも、モデルや建売住宅を回るだけではなく、
本当の家造りの現場を見る事、そしてそこにいる職人達と話しをする事を
お勧め致します。
 5月1日は大安、お蔭様で上棟しました。
勿論お施主様に大変喜んで頂きました。この時の会話の中でいざ自宅を
建築する事になり、あさひホーム決めた事が正しかったのか再度確認された
ご様子でした。
そこで他社の工事現場を覗いて来たようです。結果は言うまでも有りません。
良い家は「見えなくなる所」で確認しましょう。
     まじめな社長のまじめな家造り実践会 代表 米田正憲

写真を趣味に高齢者の戯言

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