下手な横好き

濡らさない、蒸らさない 湿気は住まいの大敵・・・・・NO3

このブログ欄に時々に投稿して頂いています谷村一級建築士さんの
ブログ欄【谷やんの言いたい放題】
木造住宅関係者の方なら必ず読んで欲しい事例が取り上げられています。

それは、木の持つ特性から東京地裁で裁判沙汰となりその結果から考えられる対処ですね。
日本は地震国でもあり、台風にも見舞われる国ですね。

住まいはその様な厳しい自然条件の中で造られています。

故に、創り手には重たい責任をもっています。

しかし現状は創り手の勝手な解釈で見過ごされています。
そして、
当たり前の事を見過ごした結果裁判では大きなペナルティを課せられました。
それで谷村先生は警鐘を鳴らされています。
【詳しくは先に紹介いたしましたブログを読んで下さい】

先日は合板を使っていながら養生をしてない現場がある事でした。
濡れた合板を乾かさずに施工を進めるのは非常に危険が伴います。
これは如何なる業者でも解っている事です。
知っていながら知らん振りはこれから通用しないですね。
業者に将来は大きなペナルティが課せられる恐れが多分に有るでしょう。

前々回のお話の続きです。
復習に成りますが、「通湿抵抗値」と言う数値が有ります。
ある物質が湿気を帯びても早く放出するか、放出できないかの性質を表す数値になります。

ここで問題にしています合板です。
もうお察しの通り合板はこの抵抗値の数値が高いのです。
抵抗値が高いと言う事は一度含んだ湿気は何時までも放出しないと言う事ですね。
そうなれば・・・・・言わなくてもお解り頂けますね。

すべての木材は湿気を帯びれば腐朽菌が発生し腐り易くなるという事です。
まして合板は人工的に作ったものですからなお更劣化が早まりますね。

手元に財団法人建築環境・省エネルギー機構が発行しました
住宅の省エネルギー基準の解説書が有ります。

・・・・・・・・次回はこの本を参考に致します。

明日はあさひホームのトリプルエコ住宅の完成見学会です。
完全外断熱・地熱活用で無農薬と成って他では見れない工法です。
健康・快適・省エネ更には欲張りですが耐震・制震構造で長持ちのするお住まいと成っています。
是非見に来て下さい。宜しくお願い致します。


写真を趣味に高齢者の戯言

コメント一覧

まじめな社長です
ご意見有難う御座います
http://www.asahi100nen.com/
 一級建築士でしかも耐震金具【シメール】を
開発された谷村先生。

 温熱環境に詳しくこの程は新遮熱ボード
【FOボード】を開発し、更には多くの工法の現場に立ち会って来ました福田氏。

夫々の住まいのプロの目線で、今日の建築現場の問題点を見て、啓蒙して頂き一棟でも良い住まいが出来ればと願っています。

これからも宜しくご指導お願い致します。
谷村
腐食菌
 私のブログをご紹介頂き感謝しています。少しでも木造住宅を生業としている方々が将来の争いや賠償金支払いで、倒産や破産に陥らないように、転ばぬ先の杖のつもりで書いています。参考にしていただければ幸いです。

まじめな社長様はすでにご理解頂いていますが、建築の瑕疵の損害賠償請求権の面積期間は10年だから、と思い違いしている方々がおおいです。法律は建築基準法だけではありません。民法も有るのです。民法では損害賠償請求権は20年です。「故意」「過失」「不誠実」なども損害賠償対象ですね。
まさに建築の腐食菌です。損害賠償(シロアリ)と言うおまけが付いてきます。
実際のシロアリも木材の腐食菌の出すガスによってきます。大和シロアリや家シロアリは水を必要としますが、今一番問題になっているアメリカシロアリは、殆ど水を必要とせず、羽蟻(女王あり)が飛んできて止まったところから被害が出てきます。このシロアリは、木材内の自由水を必要とせず、細胞内の絶対水だけで生息できます。怖いですね。
そのアメリカシロアリも木材の腐食菌の出すガスに反応するために、木材や合板は濡らしたり、結露を起させたら駄目なのです。
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