数年前までは、断熱材と言えば「グラスウール」でした。
そのグラスウールが現場に入って来ない現象だそうです。
それで、グラスウールを使っている業者は止む無く他の断熱材を代替としていると聞きました。
使いたくても品不足で「脱グラスウール現象」が起きているのですね。
その原因は
1 住宅版エコポイント制度による省エネリフォームが増えた
2 お客様がエコえの関心が高まり、断熱材が10kから16kと密度の高い断熱材が
使われる様に成った。
3 グラスウールの大手メーカーが撤退した【現実】
4 価格競争で高価な断熱材が使えないから安価なグラスウールの需要が増えた
・・・・・等が考えられます。
さて品不足からの脱グラスウール現象でが、使っている業者にとっては困っているでしょうが、住まいにとってはよい方向に成るのではと思っています。
先にも申しましたが、断熱材といえばグラスウール、グラスウールといえば断熱材でしたので、全てと言って良い程の建築業者から支持され現場で使われて来ました。
それはグラスウールしか無かった?安価であった事、施工が簡単であった事です。
逆に言えば他の断熱材は高価で有った、施工が面倒、それとも今ほどに他の断熱材が
開発されてなかった等の原因が有ろうかと思います。
ところが、安価で施工性が簡単で有るが故に建築業者は自己都合に解釈をして、
床下・壁・天井に充填したのですね。
充填したと言えば聞こえは良いですが、壁の中に押し込んだ、詰め込んだのです。
私がこの世界にお世話に成った以前から滅茶苦茶な施工だったのでしょう。
当然私がこの業界でお世話に成って知った頃もそれは酷かったですね。
それが当たり前の空気が現場に有りその流れで今日まで来ています。
それで、結露が問題視され業界に浸透した数年前頃から、充填断熱施工は改善されたものの中途半端な工事が今日まで続いて来たと推測しています。
【配管で隙間の出来たグラスーウールでの断熱施工】
この結果、結露を引き起こし住まいに様々な悪影響を及ぼし、挙句はたかだか
20年から30年程度で取り壊される住まいと成ったのです。
【結露で柱・ヌキが腐朽している状態】
住めば住むほどにストレスの溜まる不快な住まいですね。
・・・・・・・・・・もう少し次回に続きます。
まじめな社長の真面目な住まい造り実践会 代表米田正憲
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福田温熱空調
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