新建ハウジングニュースから
松本建工は12月15日、札幌地方裁判所に対し民事再生手続開始を申し立て、
開始決定を受けたと発表した。
現在、住宅事業とFP事業についてニチハを譲渡先候補として、具体的な交渉を
行っている。
松本建工は、札幌市を中心とした住宅建築請負のほか、全国の工務店を会員にもつ「FPグループ」を運営、ウレタン断熱パネルなどの製品販売、建築資材の販売を行っている。
雑感
「FPの家をみにいこう~」とのコマーシャルソングでなじみの深い
高気密・高断熱工法「FPの家」を販売していました松本建工が記事の通り経営に・・・・・。
私が高気密・高断熱工法住宅を知ったのは、当地のある住宅会社の現場見学会が始めてでした。
独立前に勤めていた住宅会社の同僚が
「高性能で結露知らず、FFのファンヒーター一台で部屋中が暖かくなる家」
との事を教えて頂き見学をしました。
これが、私にとっては高気密・高断熱住宅を勉強する大きな一歩となりました。
石川県でも一つの優れた工法と判断し入会された工務店や住宅会社が数多く
に成った聞いています。
私も松本建工の東京支社?へ勉強を兼ねて見学に行きましたが、
私の思う住まい造りとは違和感を持ったので入会はしませんでした。
大きな違和感は、気密と言う事に抵抗が有ったのではなくて、
使用する木材に有りました。
薬剤処理【加圧注入木材】した木材に断熱材を吹き付けてパネル化していたのです。
気密住宅に薬剤処理したのでは、住む人への健康に悪影響を及ぼすのではとの
単純な思いでした。
私の勝手な思いです・・・・・・・。
当時は化学物質過敏症がまだ一般的に騒がれて無い時でしたが、少なからず
心配が有りました。
あさひホームが、防腐・防蟻薬剤を用いない、無農薬住宅に取り組んで間も無い
頃です。
反面、この工法には
換気システムが付けられていましたので、他の一般的に造られていた
【気密の低い住宅】に比べて機械的に換気が出来るのであるから、むしろ安全かも知れないとの?思いも有りましたが・・・・・・・・・・。
それでも
薬剤処理した木材を使用する事に大きな抵抗を感じたのです。
【勿論加圧注入木材は安全基準をクリアーしているのですが、無害では無いのです】
それにしても、
私にとっては、色々な高性能住宅を知るきっかけを作ってくれました。
そして、
ハウスメーカーの住まい造りに対抗して「より快適・より省エネ」と他社に
先行して出来た工法を開発した住宅会社が無くなる事は寂しさを感じます。
まじめな社長の真面目な住まい造り実践会 米田正憲
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伊藤
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