秋・・・・・曼殊沙華
戯言三昧
先日金沢のあるギャラリーで開かれている写真展を見に行って来ました。
二組のご夫妻の写真展です。
人生の相棒が同じ趣味とは良いですね。
私は妻の理解(あきらめ?)を得、飛び跳ねていますが、やはり趣味が共通、人生の伴侶としてベストではと思います。
撮影は勿論、日常生活においても会話が弾むのではないでしょうか。
作品はどれも私好みの風景写真で勉強になりました。
近場にあれば何度でも行きたい所ばかりでした。
さて、趣味で始めた写真撮りですが、良い事ばかりでもないですね。
写真を撮るって事は、綺麗な所に行って感動し撮って来るだけの話ですが、そこは人間社会そうも行かないようです。
先日ある方から「米田さんは仕事で儲けて贅沢三昧で写真撮り」・・・・・と彼は知り合いから聞かされた様です。
嫌味で棘のある言葉に聞こえます。
せめて「趣味の撮影三昧」と言って頂ければ嬉しかったのですが・・・・・。
ところで言い訳してもはじまりませんが、私は経営者としては失格でした。
事業起こしたら金も儲けしなければならないのに、自慢になりませんが下手でした。
永く続けるにはこの事は致命的でした。
当然、自腹を切る事が増え続け積もった金額は夫婦合わせて*千万円。
他人に迷惑かけることなく最後は綺麗に店仕舞いが出来たのがせめての救いでした。
結果的に夫婦24年間無償で頑張った思えばそれも又人生。
勿論、事業継続の思いは強かったですが、コロナの時期とも重なり止む無く途中下車。
この点については他人様から何を言われても甘んじてその言葉を受けますが、
人生最終コーナーを回る途中で、衰えた体力に鞭を打っての下手な写真撮影が、娑婆ではその様に見る方もいるのかと思えば残念。
人間、勿論私も同様ですが、他人が幸せそうに見えるのは面白くない、むしろ我が身より不幸に見える方が・・・。
いささかうがって最後は情けない話になりました。
凡人は幾つになっても気の小さいのが治らない、反省・反省です。