ここで言っている「安くて良い家」は決して次の世代の残せる高機能住宅では有りません。
例えば、住まいの大敵の内部結露を起さないとか、同程度の価格帯の住まいより
耐震性が高く省エネでしかも耐久性が有るとかですが、そんな事一切チラシにうたっていません。ただチラシを見れば「こだわり」「後悔しない」「本物」「職人」など等の言葉を使って地域密着?を強調し、その上によく解らないが工務店の******賞?と銘打って権威付けているのは「さすが」と思いたくなります。
キャッチコピーとリードコピーそして写真を実に上手く組み合わせています。
ここにユーザーを引き込むヒントが有りそうです。
それにしても手が込んでいます。
しかし、キャッチコピーやリードコピーの上手い家=良い家(高機能・高性能住宅)では有りません。
建築は従来と変らない内断熱工法で断熱性能の高い断熱材を用いている訳でも
有りません。
結露と大きく関わる気密についても同様で工夫した住まいでは有りません。
従来と変らない「短命な住まい造り」の工法そのものです。
少しも高機能住宅ではないのですが、それを「安くて良い家」と大見得をきって
いるのです。
私の頭の中では良い家とは従来工法からの欠点をなくした高機能・高性能な住いと思っています。
ここが、私共と住い造りに取り組む感覚の違う所でしょうが、「ユーザーの心理をたくみに取り入る工夫」は他のチラシを抜きい出てよく出来ています。これは感心します。
FC(フランチャイズ)本部の賢さです。入会した工務店を「まじめな工務店の様」に見せています。高額な入会金のなせる業でしょう。
実はFC本部に莫大な入会金(入会金500万円、月会費が10万円は下らない)を払った業者の集まりです。
「チラシの中ではまじめな工務店」ですが、私は決してまじめな工務店と思っていません。莫大な経費をかけて「楽して儲けたい工務店」の集まりです。
FC制度が悪いと言いません。工務店も営業は必要です。メーカーに対抗して
ノウハウを習う事もやぶさかでは有りませんが「安くもないし、良い住まいでもない」のを「安くて良い家」とうたっているのが私は許せないのです。
・・・・・・・次回に続きます。
まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表 米田正憲
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