下手な横好き

年金暮らしは・・・・・・。

星空の下・・・・・・・12滝とこいのぼり


老後の生き方

実は、悩んでいる事があります。現在の仕事をどんなに一生懸命頑張っても、さほど、お給料が上がることはありません。


今まで、家族のために、自分のやりたい事はせずに、一生懸命頑張ってきました。
せめて、老後は、自分の好きな事をして暮らしたいと思っています。


が、しかし、現実は、年金暮らしになったら、今のお給料より年金のほうが明らかに
少なくなるでしょう。


私の親が、そうでしたから・・・


うちの親は、働いていた時は、それなりに外食をしたり、お寿司の出前を取ったり、
ステーキを食べたりと、「食事というのは楽しいものだ」という印象でした。


しかし、年金生活になったとたん、働いていた時の収入に比べ、年金受給額のほうが、大幅に少なくなってしまいました。


そうして、生活レベルを大幅に下げる事を余儀なくされました…
まず、外食に行くことが無くなりました。


そして、すぐに夫婦喧嘩が始まりました。母の料理がまずくなった、
というところから喧嘩が始まりました。原因は、今まで買っていた高い調味料を、
安い調味料に変えた事でした。


水道光熱費も節約しました。同じ服を何日も来てから洗濯し、
お風呂も数日に一度しか入らなくなり…


靴は、使い込んだ年季の入った消しゴムのように、かかとの角が無くなって丸くなったボロボロのスニーカーを履き…


井戸端会議ランチに誘われた母は、一番安いランチ定食を頼みます。
そして、食後、みんなが楽しみにしていた「食後のデザート」を頼むと、母だけが、「私はお腹一杯でもう何も食べれないわ」と言って、一人だけ、
(我慢して)デザートを頼まず、周りに惨めな目で見られています。


(こんな惨めな母の姿を後から知り、涙が止まりませんでした。
 でも、この後、もっとショックな事が起こります・・・)


そのうち、両親は、お互いに、無駄使いしているところは無いか、を見張りあい、
揚げ足取りをし合うかのように、顔を合わせれば、口喧嘩ばかりするようになり、
年金生活が始まって一年後には、会話の無い老夫婦になっていました。


あれほど、仲の良かった両親だったのに・・・


そして、それから間もなく、両親は、熟年離婚となりました。
(実は、こうして熟年離婚になるケースは、多いそうです)


本当に、ショックでした。本当に、お金を恨みました。


これから老いた両親が、それぞれ独り身で、どうやって生きていけるだろうか?いや、無理です。どうにか、私が援助してあげなければいけない・・・


でも、そんな私も、妻子がおります。私も、今はまだ収入があるから良いですが、
年金生活になったら、親と同じ目に合うかもしれません。


どんなに頑張っても、今の会社でお給料を増やすなんてできないので、今からがんばって貯金しても、たかだか知れています。


「このままでは、退職したら、生活レベルを落とさなくてはいけなくなる」


それだけは絶対に避けたいのです。親と同じ道をたどってしまうので。
このままではいけない… 何かしなくては…


でも、今さら何か始めて、「歳を取ってからの失敗」はしたくありません。
もし、会社でも興して失敗してしまったら、節約地獄どころの話ではなく、借金地獄で、想像もつかないような恐ろしい老後になってしまいます。


50代・60代になってから、急に、老後の心配をしだして、新しく事業や副業を始めて、失敗して、そのせいで、せっかく長年かけて貯めた貯金を台無しにしてしまう人を、
私は、何人も見てきました。


なので、「今のままではいけない。何かしなくては…」と思いつつも、
「この年になってからの失敗」だけは、許されないのです。


かといって、退職後に、再度パートをするにも、楽なパートなんてどこにもありません。


歳を取ってから重労働は、本当にキツイです。

また、元部下だったような、自分よりも一回りも二回りも若い連中に、アゴで使われるのも、本当にキツイです。


でも、退職後、生活レベルを下げて、ひもじい悲惨な老後は、
もっと嫌だ…


今まで、自分のやりたい事を犠牲にして働いてきたのだから、老後は、そのご褒美として、自分の好きな事を楽しみたいです。


何か、歳をとったときに、年金以外に、安定した収入が欲しいのですが、
中高年から始めてもできて、失敗する心配もしないで済んで、
歳をとっても、稼ぎ続けられるようなものは、無いでしょうか?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というメールが伊藤さんから届いたのです。

私心

上記はコンサルタントから送られてきたメールです。

読んで感じたことは切ないの一言です。

私は現在69歳、今年に70歳になります。

子供の頃70歳と言えばいつ死んでもおかしくない歳でした。

祖父は享年73歳。

生業の農業で額には深く刻まれた皺がありました。

優しい祖父でしたが、年上の祖母が亡くなってすぐ後を追うように生涯を閉じました。

ところで現在の世相を見聞きするにつけ、当時の方は幸せだったのではと思いますね。

それは祖父母とも子供達に最後を看取られたからです。

自宅で静かに生涯を終えることが出来ました。

さてわが身ですね。

上記の様に老後のお金の心配はもちろんですが、如何に生きるのか、生きれるのか・・・・・・。









写真を趣味に高齢者の戯言

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