下手な横好き

超長期の住宅の保証30年・60年に疑問

    住宅会社の超長期保証制度は信用できるの?
 その前に
長期優良住宅先導的モデル事業が先の福田首相の肝いりで始まりました。
従来の様に20年、30年との超短期で造っては取り壊すサイクルからの長期渡り、
リフォーム【改修】しながら住み継げる住まいへとの大きな政策の転換です。
政策は非常に良い物と思っています。
もっとも、大半の方は200年も住める、住み継ぐなんて思ってもいないでしょうが・・・・・。
いつの間にか「長期優良住宅」が「200年住宅」と言われています。
そう言う私も安易に200年住宅と言う言葉を用いましたが、住まい造りの流れとしましては、永く安全で快適・省エネルギーで暮らせる住まいですね。
そこで、あさひホームでは国産材を使った長期優良住宅モデル事業に参加しています。  

 10年の瑕疵保証制度から10年の瑕疵担保保険へと
 今年の10月からお引渡しをする新築住宅に「瑕疵担保保険」が義務付けられます。     施工業者に建築後10年間は重要な躯体部分で瑕疵が有れば直さなければならない瑕疵保証の義務が有ります。
しかし直すには費用がかかりますね。
そのお金が施工業者から出ないことには結局はユーザーが負担となります。
皆様も知っての通り、例の姉歯設計士の構造計算偽造事件が有りました。
ユーザーは大変な損害を受けました。
この事例も瑕疵保証の対象になるのですが、瑕疵保証料の支払いが任意でしたから、施工業者は保証料を支払ってなかったのですね。
そして施工会社が潰れたのです。
制度はあってもユーザー様の救済にはならなかったと言う事ですね。

 そこで瑕疵保険制度と成ったのです。
必ず保険もしくはそれに相当する供託金を支払わないと施工者は
建築が出来なくなりました。
この10月から引渡しを受けた物件に付きましては、躯体工事で瑕疵によって
10年以内に起きた欠陥の補修費用について万一施工業者が倒産と成った場合でもユーザー様は安心です。

 上記は法的な制度ですが、住宅会社では独自に30年とか60年とかの保証制度を
うたっていますが・・・・・・・続きは次回に
 まじめな社長の真面目な住まい造り実践会 代表 米田正憲


写真を趣味に高齢者の戯言

コメント一覧

米田です
点検
本事業は、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会のあり方について、具体の内容をモデルの形で広く国民に提示し、
技術の進展に資するとともに普及啓発を図ることを
目的としています。

この観点から、先導的な材料、技術、システムが導入されるものであって、住宅の長寿命化に向けた普及啓発に寄与するモデル事業の提案を国が公募によって募り、優れた提案に対し、予算の範囲内において、事業の実施に要する費用の一部を補助するものです。

提案事業範囲は、住宅の新築から情報提供・普及まで幅広く設定されており、応募者形態も個人・建築主や住宅供給事業者から複数の事業者のグループまで様々な形態での応募が可能となっています。

また、本モデル事業は平成24年度まで毎年募集を行うことが予定されています。次回の募集は平成21年8月以降に予定されています。
 以上が先生もご存知の長期優良住宅先導的モデル事業の骨子。

以下は私共が加盟しています、全建連が考える200年
住宅。

「200年住宅」とは、住まいの骨組みを定期的にメンテナンスすることによって200年もつようにしっかりつくり、設備や内装を20年を目途に更新することで、その時代のライフスタイルにあわせた最新の暮らし方が出来るようにする住宅です。

いわば、家を建てた人が、次に住みたい人にバトンタッチしていける“長寿命な住まい”のことです。


これまでの日本の住まいは30年〜40年で建てかえられていました。(※欧米では50年〜70年)
人生で最大の買い物である「住宅」の価値が、土地以外は老後を迎える頃には目減りしてしまうことになります。これは高齢化社会を迎えた我が国では重要な問題です。さらに、建てかえることによって大量のゴミやCO2を輩出し、地球環境の未来に大きな影響を与えています。
しかし長寿命な住まいを実現すれば、家そのものを価値あるものとして売ることができ、その家を建てた家族は資金を得て豊かな老後を楽しめたり、収入の少ない若い世代は新しく建てるより安く、買ったり借りたりすることができるようになります。

住まいを次世代にバトンタッチしてゆくことで、「地球にやさしい暮らし」+「次の子育て世代の住宅取得の軽減」+「高齢化社会における豊かな暮らし」を実現する。これが200年住宅という考え方なのです。

 
私的な考えです。
今まで国が進めて来ました住まいでは、余りにも短命であった【耐久性の乏しい家】故に、造っては壊すでは環境破壊【海外での森林破壊】につながり、断熱性能の悪い住まいではCO2の削減にならない、更には住宅の中古市場が育たない等等で優良住宅には補助金をと成ったのではと理解しています。

これからは、より良い住まい造りに成るのではと私は単純にとらえていますが、この審査を受けるには小さな工務店ではハンディが有りますね。

確かに谷村先生の言われる通り、良い家でも、点検・補修無しでは永く住み継ぐ事は出来ません。

維持管理のし易さは当然ですが、永く管理するのは、
住まいの履歴書が必用です。
それに永く管理すると成れば、これは一企業で出来るのかと言えば大半が出来ないでしょう。
私共は全建連での管理と考えています。

点検や履歴の保存については夫々モデル事業によって異なるのでしょうが、一応の目安は10年までは無料点検、その後は有料点検になるのでは。

長期優良住宅の考えは良しとしても、システム自体に多くの中小住宅企業を経営する者にとっては疑問が
あるのではと思っています。
保証期間が長ければ良いのかと考えるのと同じで、
本当に良い住まいはこの様な煩雑な事をしなくても
手入れすれば、100年.200年住み継ぐ事は出来るのです。



谷村
超長期住宅は信用できるの?
 ご指摘の超長期住宅に付いては多少の疑問が残ります。なにも手入無しで(車でも定期点検がる)50年も100年も持つはずは無く、どの程度の定期的な手入を最低必要なのか?定期検査(全体検査)の周期は、定期検査は義務付けられての話か?と色々考えます。家の塗装一つにしても何も手入無しに50年は持ちません。車でも(焼付け塗装)常にワックスを掛けたりして塗装の表面を保護しなければ、(そのまま何もしないで放置すると)塗装は50年も持ちません、まして家の塗装に使用されている塗料は車の物より長持ちはしません。また、家の壁(塗装面)にワックスを掛けている方は、全世界的に見ても見たことも、聞いた事も有りません。

 その為に、一定期間での定期点検と手直しが必要となります。この定期点検や手直し等の概念・又は、定義無しで超長期住宅を論ずる事は早すぎるように思うのですが?
米田社長様はいかにお考えでしょうか?
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