乗鞍畳平の星空
「 雨戸への関心が高まっています。 」
■安土桃山時代からの必需品
障子や襖しかなかった時代、雨風を防ぐために雨戸は必需品でした。
ガラスの普及や断熱性の向上に伴い、徐々に需要は減りましたが、
沖縄や九州など、いわゆる台風銀座と呼ばれる地域では、雨戸は今も台風対策の必需品です。
■これからの季節にも最適
雨戸の働きは、防風などの自然災害対策だけではありません。
防犯、防火、防音、断熱などにも役立ちます。
例えば、これからの季節に雨戸を利用すれば、
窓の結露防止だけでなく、暖房の熱が窓から逃げるのを防げます。
年末年始に長期間留守にする時も、雨戸があれば空き巣の侵入を抑制できます。
また、ルーバー雨戸を設置すれば、風や光を通しつつ、視線や雨を防ぐこともできます。
子どもだけで留守番させる時も、外からの視認や侵入が困難になる分、親の安心感は増します。
■後付けもできますが…
雨戸は、入居後に後付けすることもできます。
しかし、2階に設置する場合、足場代が発生することがあります。
窓の種類によっては、雨戸を設置できないこともあります。
また、窓のサイズに適した雨戸の在庫がない場合、採寸後に発注するので設置までに時間がかかることがあります。
「大きな台風が近づいているから」と慌てて設置依頼しても、間に合わないかもしれないんです。
■目的に合わせた選択を
費用を抑えたいなら引き戸、
省スペースで見た目をスッキリさせたいならシャッター、
開閉の手間を減らしたいなら電動、
採光や通風を確保したいならルーバーや折れ戸。
数十年前は引き戸一択でしたが、今は種類も色も豊富です。
目的や設置場所に最適なものを探してみましょう。
ネットから引用しています。
私心
和歌山県生まれで育ちの私にとって雨戸は一般住宅には不可欠な物と思っていました。
農家であった実家には縁側に雨戸が有りました。
近所の家にも当然雨戸が付けられていました。
歳は経て当地に引っ越す事となり、その際住宅を新築したのです。
当時依頼した工務店の代表から、北陸では雨戸は付けない事を教えられましたが、私はせめて掃き出し部分には雨戸をつける様にとお願いしました。
だから我が家は雨戸のある部分と無い部分が有ります。
さて今回の台風から雨戸の必要性を強く感じましたね。
近年ではコストダウンで簡素化した住宅がはやりでひさしのない家、雨戸のない家は当たり前になりました。
環境変化で近年は雨の降り方や風の強さが異常で半端でないですね。
これから建築を考える方はひさしや雨戸も検討されては如何でしょうか。