本日は一応私は休日?になっています。
そこで、ブログ仕上げ次第友人の快気祝いに、芝刈りに行って来ます。
加賀市のはずれで、一ラウンド7100円、昼食付きとなっています。
最近は競争で安くなりました。
それでも休日【土日や祭日】のラウンドは高いですね。
特別のコンペでなければ行く事が有りません。
さて幾つであがって来る事が出来るやら楽しみです。
それでは前回に続きます。
含水率?
含水率って聞いた事が有りますね。
そこで、頭の体操です。
今回の研修会場で勉強になりましたが、含水率で面白い問題を探しましたので考えて下さい。
愛媛県の林業課?が業者の方に質問した時の話だそうです。
「ここに重さ100グラムのミカンがある。ミカンは、そのうちの80グラムが水分である。では、木材同様の計り方だと、このミカンの含水率はいくらか?」
林業に関する方々の集まりでの話ですね。
木については素人ではないわけです。
出席者は20名足らずだったのだが、全員が80%という答だったそうですが
・・・・さて、即答出来る方は?
答えはノーです。
木材の含水率の計算方法は他と違って、[未乾燥材の重さ―完全乾燥時の重さ
【水分ゼロ】]÷完全乾燥材の重量×100=含水率だそうです。
だからこの場合は
木材の含水率は、水分を取去った部分に対して(この場合だと20g)水分はどれだけの比率で含まれているかという計算法です。
(この場合、重さ20gの4倍あるから400%)。
木材の含水率計算法では、このミカンの含水率は400%に成るのですね。
えー400%?100%ならと有るかも知れないが、100%超すの?と一瞬思いませんか?
私も実は80%と思っていたのです。
多分ユーザー様なら失礼ですが、私と同じ様な答えを出していたのでは?
そこで、ひのきの全乾比重【水分の無い状態】は0.4、杉では0.36、桐で0.27だそうです。
重いほど密度が濃く、軽ければ空気を含んでいるのですね。
軽い材質の木【例えば桐材】等は空気層が多いから調湿作用が大きいのです。
その代わり柔らかく傷が付き安いデメリットもあるわけです。
全乾比重が重いほど、密度が濃く空気層【断熱層】が少ない代わりに硬く冷たいとも言えますね。
研修場で、桐材とフローリングですが、冷蔵庫に入れておきどちらが冷たく感じるかの実験ですが、空気層の少ない【無い】フローリングが当然冷たいです。
保温性が少ないので、冷たく感じます。
素足とスリッパの関係ですね。
今後、床材を考える時の参考にして下さい。勿論無垢材でも材質で感触は
変わります。
それだけ木は樹種によって異なり楽しいですね。
そこで復習です。
ひのきを例にとって見ます。
1㎥で20%の含水率のひのきが有ります。このひのきの重量は?と言えはば・・・・・・・・・・・・・そうですね、
先の例題から480キログラムとなります。
【1000×0.4=400キログラム【完全乾燥時の重さ】×1.2=480キログラム】
【480―400】÷400=0.2×100=20%【含水率】
容積比から言えば水分は【480-400】÷1000×100=8%と成ります。
皆様も思っていたのと違うのでは?
建築用語では含水率とは全乾時の重さに対する比率と定義されている為ややこしいですね。
だから生木が120%とか150%と言う数値が存在するのですね。
もっと高い%にもなるようです。
ついでに調べて見ればまだまだ面白い事が有りました。
木の比重ですね。なんと3通も答えが有るのです。
先にも言いましたが、
*全乾比重【含水率0%時の比重、完全脱水で水分0ですね】
*気乾比重とは含水率が15%位の時の比重
一般的にこれ位に含水率を下がれば、木は動いたりし難くなります。
無垢材を使う時は15%以下が良いと言う事です。狂いが生じ難いのです。
真比重
これは木材を圧縮し空気を取りの除いた時でどの木材も1.54に成るようです。
水の比重は1ですから木は圧縮すれば水に沈むのです。
どうでしょうか?少しは勉強になりましたでしょうか。
私は研修で少し賢くなって帰って来た様な気がしています。
そこで、もう少し次回は含水率から木の事を勉強して見ましょう。
含水率って知っておけば得するかもしれませんね。
創り手【建築業者】の木に対する【住まい造り】考え方も見えてくるかもしれません。
もっとも、表面的には解らないので難しい面が有りますが、・・・・・其れでも勉強する価値は有ります。【良い住まいは見えない所ですね】
写真はモデルに展示されていましたヒバの大木です。
まじめな社長の真面目な住まい造り実践会 代表 米田正憲
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