構造見学会は必ず見て下さい。
お話を進める前に、利益追求した造り手の住宅では「その価格」に合わした構造部材である事を知っておいて下さい。
この方達は木にこだわっていません。その様な事には興味は有りません。
如何に安い材料を使って、高く見せる住まいです。
100円を1000円に見せる工夫は否定しませんが、その事に走りすぎている様に思えます。
これを知って頂いてお話を進めない事に、真面目でこだわりを持った住まい造りに口角泡を飛ばしても意味が有りませんから。
それでは前回に続きます。
見学しました工務店様もポリシーはあさひホーム同様に先にも言いましたが
「見えない所」を大切にした住まい造りです。
頂きましたチラシにも記載されていました。
「家造りは見えない所が一番大切!!使う木材の料は他社の2.5倍!!」
となっています。
あさひホームも他社と比較すれば使う木材の量は1.5倍~2.5倍程度になります。
【木材店の資料から】ついつい自慢しますが、これは皆さんも見分けが簡単に付きますね。現場を見ればそれだけで一目瞭然です。
【次回6月13日、14日の構造見学会でお確かめ下さい】
参考に利益に走っている住宅会社の構造体は明るく透けて見えます。
すけすけルックなんて流行語が有りましたが、正にすけ透けに見えます。
柱や桁の構造躯体が細く、その上にメーターモジュールと成れば柱間隔が広く
間柱が少ない為ですね。
基準法で言えばギリギリの設計でコストダウンの為なら経済設計重視です。
コスト重視>安全重視
現場で確認して下さい。
冗談無しにあさひ現場は暗く見えます。木が視線を遮っているのですね。
それではあさひホームは「ひのき無垢4寸角」を用いています。
含水率は20%以下です。
【納材業者からの資料です】この含水率だと構造体への影響は無いでしょうが、
木は変化を起すのですね。
【変化が一応起さないとされている含水率の目安が15%】
ところが、見学して来た工務店ではなんと10%以下です。
これは本当に凄いです。芯まで乾燥しているのです。
ここまで含水率を下げると、木は暴れない狂わないです。
そして聞けば強度は乾燥するほどに強くなるのだそうですが、私は其れまで有る程度の乾燥の方が良いと思っていました。
更に樹種によると思いますが腐らないそうです。
乾燥すれば腐らない例がモデル住宅に有りました。
其れはベイヒバを人口乾燥で極限まで乾燥させて、雨樋に使っているのです。
6年目だそうですが、腐ってないのです。
雨樋は知っての通り雨水を排水する為に屋根に使っていますね。
その雨樋が木なのです。これには驚きました!!!!!!
触れて来ましたが全く問題が無いのです。
住まい造りの上で、乾燥木材を使う事の大切さは、知ってはいたつもりでしたが、
より強く認識をさせられた研修会でした。
そこで、木材の含水率を私と一緒に考えて見ませんか。・・・次回に続きます。
写真は乾燥中の床材【最終的には30ミリの厚さに仕上げる】
まじめな社長の真面目な住まい造り実践会 代表 米田正憲
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米田です。
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