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☆ 断熱性能と暖房の光熱費の関係

 

 

 家の断熱性能は、暖房にかかる光熱費に大きな影響を与えます。

家から逃げる熱の量は壁・床・天井・換気システムなどの性能によって異なりますが、
たとえば、次世代省エネルギー基準の家で計算してみましょう。

次世代省エネルギー基準の断熱性能は2.7W/m2・Kとなっています

この意味は、床面積1m2、室内外温度差が1℃あった場合に1時間に逃げていく熱量を2.7W
までにするという基準です。

つまり、150m2の家で屋外が5℃、室内を20℃の場合だと1時間に6,075W(6.075kW)の
熱量が住宅全体から逃げていくという計算になります。

この逃げていく熱量を抑えるためには、いくつかの方法があります。

1.壁・床・天井・換気などから逃げていく熱を抑える→ 断熱性能を上げる

2.暖房の設定温度を下げる

1.についてですが、現在ハウスメーカーで断熱性能トップレベルの***工務店の場合、
i-cubeで0.76W/m2・Kとなっています。

この数字で同じように計算すると、1時間に1,710W(1.71kW)ということになります。

断熱性能が次世代省エネルギー基準と比較して、約1/4となっているため、逃げていく熱量も
比例したことが分かって頂けるでしょう。

そのため、1.の断熱性能を上げる効果は高いのです。

また、2.の設定温度を下げることでも効果は同様に得られます。

もし18℃でも快適に過ごせるのであれば、10%の熱逃げを抑えることが可能です>

1.と2.を考慮した住宅にすることで、消費エネルギーはほとんど変わらずに、
家じゅう18℃以上の空間にすることが可能です。

私心

あさひホームの標準仕様のお住まいで2.0から2.4W/m2・K、
ワンランクアップした高性能住宅でQ値1.5W/m2・Kの実績が有ります。

もっとも気密・断熱性能をより高めれば更にQ値は小さな数値に成ります。

Q値は気密・断熱性能を高める事でその数値は低く成ります。
性能の良い住まいほど小さな値ですね。
【勿論、費用対効果を考慮しなければ成りません】


ところで一般的にユーザー様ご自身が省エネや創エネに興味を持たなければ、
創り手【業者】は
面倒ですから詳しく説明しません。

特に住宅本体の性能に特化しない住宅会社の営業では不都合な事は
一切言いませんので、
ご自身がエコにこだわるのであれば、少しはゼロエネルー住宅とは
何ぞや程度は頭に
入れておいて住まい造りに取り組んで下さい。




 

 

 


写真を趣味に高齢者の戯言

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