「ひやっとしたミス」は建築現場でも起きます。他人を巻き込む場合も有りますが、小さな建築現場では自損事故が多いのです。しかし医療ミスは他人の人命に
関わります。他人に身を任せて安心できないとは怖い話です。
さて、先ほどの新潟中越沖地震で、柏崎原発が火災や微量?との発表ですが、
放射能漏れを起こし、その他に不具合が50件ほど報道されていましたが、これは本当に怖い話です。
想定外の地震力と言っていましたが、想定外が起きても安全は確保しているのが他でもない原発ではないのでしょうか?
日本は地震国です。小さな子供でも知っています。当時の設計者の想定内とはどの程度の地震力なのでしょうか?きちんと情報公開するべきです。
それにしても近隣に住まわれる方の不安は消えないでしょう。
私は過疎の和歌山県生まれです。20歳代に測量設計事務所で勤めましたが、当時
関西電力が日置川町の海岸を原発の候補地としました。その関係で略測した経験が有ります。今から30数年前の事です。当時電力会社は、地中深く固い岩盤に基礎を施すから原発は絶対安全と言っていた記憶がよみがえって来ました。それ故にそれ程安全なら、送電ロスのない電力消費する大都会の近くで発電すれば?と素朴に疑問を持ったものです。
結局原発は出来ませんでしたのが、今回の地震を考えれば、日置川町は幸いでした。
では安全とはなんだろうと今回の事故で再認識させられました。
安全は無害ではないと言う事です。ある一定の範囲(想定内)なら、との条件が付いて安全を確保している様に見えているだけです。しかもその想定内が甘い基準だったらどうなりますか?
オーバーすれは、たった一言、想定外でしたと言い訳をするのです。これ本当に無責任と思いませんか?
クリーンエネルギーを考えれば原子力の利用は必要ですが、多くの人命に関わる事業です。企業はより安全性を高めなければ成りません。想定外なんて言い訳は誰も聞きたくないです。
石川県には志賀原発があります。大きなミスを長年隠し発覚したのはつい先日です。
この事件もビックリしましたし不安を持った者です。
想定外とかミスで企業のトップが頭を下げる事のない様願う今日この頃です。
まじめな社長の、まじめな家造り実践会 代表 米田正憲
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